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オモニ(おかあさん)達との出会い in ソウル (企画制作部・山下)
この枕の発明者は、韓国の背筋のまっすぐ通ったオモニ(おかあさん)です。
そして、それを作るのもまた、肝っ玉の据わったオモニたちです。
私の理想は、彼女たちとの接点があったことで、ここに姿を現しました。 −中川信男
韓国のシルク製品メーカーである東進シルクの安社長は、弊社中川曰く、「芯の通ったおかあさんのような人」。
実際に現地でお会いしたところ、聞いていた通りの『オモニ(おかあさん)』でした。
現地では、日本語堪能なスタッフ安さん(安社長とは同性ですが家族ではないそうです。)とのやりとりがほとんどであったものの、安社長も常に私たちとご同行いただき、日本仕様に仕上げるための私たちの細かな要望に対し、ひとつひとつ丁寧に調整をしていただきました。
いかにすれば繭(まゆ)の持つ効果を最大限に利用できるか、そして本当の安らぎの時間を提供できる枕とはどうあるべきか。安社長自らが試行錯誤を繰り返しながら誕生したコクーンピロー。
今回日本での販売に向けて仕様の詳細を詰めていく際も、「こうした方が頭がしっかりと安定する」などと説明する安社長の表情に、ふと母の愛のようなものを感じました。3人の娘達を育てた上げた安社長が、すでに成人してしまった娘達に差し出す腕枕の代わりとして、コクーンピローを作り上げたのだと実感せざるをえなかったのです。
そうして完成したコクーンピローは、世界中のすべての愛されるべき人々を想うオモニからの、愛と安らぎのプレゼントなのです。
コクーンピローの生産に携わるオモニは、生みの親である安社長ひとりではありません。このピローにはたくさんのオモニ達の愛情が注がれているのです。
縫製工場でピローを丁寧に縫うオモニ達。私たちがお邪魔するたびに、忙しい手を止めおいしい食事や飲み物でもてなしてくれました。仕事は黙々とこなしますが、ほっと一息つくときの笑顔は本当に優しいおかあさん達そのものです。
私たちの細かな要望もすべて快く聞いていただき、「このピローってば、本当に縫いづらくて大変なんだよ。」と笑いながら語る彼女たちの表情は、まるできかん坊の子供がかわいくてしかたない母親のそれのようでした。
残念ながら3回の訪韓で一度も訪れることができなかったのが、縫い上がった袋に実際にまゆだまなどを入れてピローを完成させ箱詰めまでを行うもう一つの工場です。私の2度目と3度目の訪問の間に、弊社中川と佐々田が見学に行ってきて、たくさんの写真を撮って戻ってきました。そこでもピローを仕上げていたのはやはり、明るく元気なオモニ達だったようです。
私も3度目の訪問にして初めてわかったことなのですが、 まゆだまや中綿を詰めるのは実はすごく力のいる作業なのです。グイグイっと力強く押し込んでは形を整えていきます。写真の中のオモニ達はみなニコニコと楽しそうな笑顔をしていたので、そんなに大変な作業とはこれっぽっちも思ってもいませんでしたから、実際に目の前で安社長が作業をするのを見たときはとても驚かずにいられませんでした。
オモニ達が大切に作り上げたコクーンピローが海を越え、今こうして日本のみなさんにご使用いただける日が来たことを私自身もとてもうれしく思っています。
みなさん、本当にすばらしいピローなのです。私は毎日子守りを押しつけている母親に一番にプレゼントしました。私の子供達は彼女の腕枕でお昼寝をし、夜もまたそうであることも多々あります。私はまだ当分彼女に腕枕をしてあげる余裕もないので、ひとまずコクーンピローで一日の疲れを癒し明日もまたがんばってもらえればと願っています。
ふと考えてみれば、この私もまた、コクーンピロー日本進出に情熱を燃やしたオモニの一人ではないですか。でもちょっとおかあさん業は人任せすぎだから、やっぱり仲間入りは無理でしょうか...?
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