バリで開催中の国際会議中継 vol.2
ツバル共和国のブースより

|

こんにちは、ティルです。
バリ島の国際コンベンションセンターからお届けです。

 
みなさん、ツバル共和国って聞いたことありますか?
環境に関心のある方や、WEBに携わっている方なら
ご存じの方もいらっしゃるのではと思います。


「.tv」は、よくテレビ局などが使用しているドメインですが、
決してメディア用に用意されたドメインではありません。
これは、インターネットにおけるツバル共和国の識別名称です。
注)ドメインを簡単にいうと「.com」とか「.co.jp」とかです


自給自足の、決して裕福と言えない小さな国ツバルは、
幸いにもこの分かりやすいドメインを振り当てられたおかげで
ドメイン契約による事業収入を得てきました。

さらに2000年、ツバル政府はアメリカの「dotTV社」に
このドメインの使用権を売却し、その収益をもって
189番目の国家として国連に加盟することができたのです。

 


この小さな国の抱える問題は、貧困だけではありません。
南太平洋に浮かぶ環礁からなる島国ツバルは、地球温暖化の影響で
国家ごと消滅するという危機に直面しています。


今世界中の国々が集まって
京都議定書で決定した、地球の温暖化を抑えるための取り組みを
いかに効果的なものにするかを話し合っているわけですが、
科学者や専門家でなくても、「もうツバルは救えない」と
誰もが思わずにいられないほど、事態は深刻な状態です。

 

今回私はこのCOP13の会場内にて、
ご縁あってツバル共和国のブースでツバルの現状を
伝えるお手伝いをさせていただいています。


各国のNGOや政府関係の方、メディア関係の方など
たくさんの方がブースに立ち寄ってくださり、
私は額に汗をかきながらも
つたない英語+ありったけの思いでツバルを紹介しています。


DSCN3868.JPG

スペインのジャーナリストの女性に説明中(汗)

 

 「日本に、ツバルの人々を迎える準備はあるのか?」

と、タンザニアの方に聞かれました。
日本が迎えないのなら、タンザニアで迎えるつもりだ、と・・・?

 

南太平洋の島国の人たちが、アフリカ大陸に移住とは
思ったこともありませんでしたが、
熱く語ってくださるその気持ちは十分に伝わってきました(^_^;)。

 

実際に、すでにツバルの若い人々を中心に
近隣の先進国オーストラリアやニュージーランドへの移住が
少しずつ始まっているようです。

 

が、それでも

「私たちはこの島で生涯暮らしたい」

と、救済を訴える人たちがほとんどです。

 

さて、ここでいう救済とは何でしょうか。


ツバルの島々が水面上昇に耐えられるように
堤防を作ることなのでしょうか。


度重なる洪水によって塩水化してしまった地下水を
真水にする装置を設置することでしょうか・・・

 

 

忘れてはならないこと、それは

「ツバルが抱える問題は、私たちが抱える問題だ」

ということです。


 

あるジャーナリストがいいました。

「ツバルは、地球のインジゲーターだ」と。


ツバルの状態が、地球の状態を端的に表しています。

いろいろな災害に対する具体的な施策も必要ですが
ツバルの人々が先進国に伝えているのは、ただひとつ。


「地球温暖化を、止めてください」

北の諸国が地球の温度をあげて、
一番に顕著な被害を被るのが南の島の国々です。


ただ、なんとなくつけているテレビ。
ちょっとした距離も自動車を使ってしまう。
簡単便利なモノについ手が伸びる。
新しい機種が出ると、やっぱり買い換えたい。


私たちにとっては「ほんのちょっと」の積み重ねが
地球環境を崩壊させるほどの産業発展を支え、
ある国の人々を夜も眠れないほどの不安と恐怖に陥れ、
そしてそれらはそのまま、私たち自身や
私たちの大切な子供たち、その先の世代に
負の遺産として継承されていこうとしているのです。

 

大きな変化を望むのなら、まずは小さな取り組みから。


「ツバルの未来は、私たちの未来」


ツバル共和国については
国際NGO Tuvalu Overview のサイトで
より詳しく紹介しています。

http://tuvalu.site.ne.jp/index.html

カテゴリ