(1) 天候の不良が壊滅的な打撃
昨年11月より最近まで続いた例を見ない悪天候は、本プロジェクトにとどまらず、宮古島全体の農業者に壊滅的な打撃を与え、サトウキビを含めた島の農業生産高は40%以上の落ち込みとなっています。 無肥料・自然栽培のほんとうの厳しさを最初から体験することとなりました。

(2) 宮古島側のリーダーの苦難
宮古島側のリーダーである川平さんが昨月、突然の病に倒れ救急病院に搬送されました。 頸椎症の診断で、農作業などは「絶対だめ」と医師から宣告されました。 以降、歩行もままならない状態からの療養の最中、自宅療養中のお母様の容体が急変して入院されました。 看病が重なってしまい、当面のリベンジを考えることが実に難しくなってしまいました。

(3) プレマスタッフの受傷
川平さんをブレインに、プレマの農業先任者として雇用した阿山、本プロジェクトのリーダーとして宮古島に赴任した松本、で実作業を進められる体制を組織し、「とにかく期待してくださるお客様や宮古島のために、できることは何でもやろう」と再スタートをきりました。 その途上、6/2に阿山が誤って転倒、大腿骨頚部を骨折、手術を受け、数週間の入院となりました。 これにより、実際の作業をできる人員が松本一人となってしまいました。

(4) 台風シーズンの到来
野菜の定期出荷のためには、台風が来る前に十分に大きくなった植物たちが必要でしたが、上のような事情により、まったく野菜を収穫できる見込みがありません。
また、この時期に苗を植えたとしても、台風でさらわれてしまうことになり、夏場は宮古島の農閑期となっています。
今、スケジューリング可能な計画をたてて実行することは人員および天候の問題から実に難しくなりました。

上のような事情をすべて踏まえて、野菜トライアルボックスについては、実現可能な時期が大幅に遅れることが確実となってしまいました。 実に残念でまた申し訳なく、お詫びの言葉もございませんが、お預かりしていたご注文をキャンセルさせていただきたく、お詫びいたします。