東京から帰って・・・

本来なら感動の新商品のご案内を急ぐべきところでしたが
商売とは別の部分で私の琴線に触れる出来事がありました。

無添加・こだわりラーメンの玄さんがそれです

　

　

尋ねたのは8月2日夕方5時半頃　嵐の前の静けさの時間です。
恐ろしく酸素の薄い東京の電気街・秋葉原の一角・・

　

私はなんと無礼にも玄さんがどんな方かHPでそのページも見ずに
アポも入れずただの客として店に向かいました

「いらっしゃったらご挨拶でもして帰ろう」そんな気持ちでした。

都内を歩き回ってたまたまトイレにいきったかった私。
店員さんにトイレをお願いすると「2Ｆの自宅ですけどイイですか？」と

恐縮しながら店員さんに連れられ2Ｆへ
鉄の階段の踊り場には小さな窯に野菜が浮いているスープの 仕込み中。
「新作でも試作されているんだろうな」とそのときは片目でながした程度。

トイレは本当にご自宅の中でした。
PCのメーラーに向かって黙々とキーを叩く背中がひとつ。。
感じるものは「この人はただ者ではない。」　まさに直感です。

出したいものを出して、その背中の主にこわごわ声をかけました。
自然食品のメーリングリストでは丸中醤油のことなどでメール面識はあったのですが
「あの～　もしかして玄さんでいらっしゃいますか？」
「中川＠京都太秦です・・」

「あ～　中川さん！」
となってやはりその通りでした。

なんだか変な初対面でしたが、 玄さんは開口一番、
「いまね、興奮して（メーリングに）メールしてたことなんですよ！」
「ノンアニマルらーめんの試作第一号が出来たんです！」
「これがね～　本当にうまいんですよ、やあ、びっくりです」

先日来全国の食の安全にこだわりを持つスペシャリストの提案をうけ
完全なるノンアニマルらーめんの構想は持ち上がっていました
リンクページの横浜すこやか広場　佐藤さんが玄さんのラーメンを
戸塚で紹介すべく開店を決意、
自然食品店が手がける店ならすごいメニューを！
こういう流れでこの話は出ていました。

当店紹介の3年仕込み丸中醤油を使った臨時メニューも登場した
そんな折りの出来事です

早速食べてみてくださいとオファーをいただいて
弊社スタッフ佐々田が第一号試食者となりました
その一瞬がこれです・・・

　

　

私も完全ベジタリアン歴が2年ほどあり、その当時は
外食でラーメンを食べるなんて出来ませんでした。
（今は雑食者ですが。）
動物性を一切排除した、且つ安全なメニューはこれからます●
需要は高まってくることは時代の流れから必然です。

　

もちろん味は衝撃的ですが、あくまで試作ということで
素人の私も生意気にもいろいろコメントしました。
コクだしにらかん果や麦芽糖などどうかということ
アサクラのオリーブオイルを使うとどうかなど・・
たぶん今日到着してますます磨きをかけるベジラーメン。

　

現時点ベジにこだわらない、本物をお探しの方
是非秋葉原を尋ねてください。
あらゆるこだわり厳選素材のラーメンが食べられます

　

何より玄さんはすごいです
たった数分の出来事でしたが
言葉にしがたい感動を得てきました。

まっとうな料理人、まっとうな商人
私はいつも自分を「商人です。」とあえて表現します

商人という言葉には良いイメージはないかもしれません。
しかし

この業界には「世のために貢献している運動だ」
「広げるためならなんでもいい」とう風潮がなきにしもあらず

伝統の看板だけで営業している質の悪い問屋さん
価格を直販で切り崩すメーカー
ガンに効くからとべらぼうな値段を設定する輸入元・・

　

まっとうな商人として、無秩序に溢れる「自然な商品」から
本物を見極め皆様に感動を中継ぎする
そういうまっとうさを磨いてゆきたいと思います。