九州産玄米 佐賀県白石町の岩永さんの自然栽培米

自家採種の種から、農薬も化学肥料も、有機肥料も使わず、自然をお手本に育まれた貴重なお米です。

“THE 玄米”
こんなパワフルな玄米を食べたことがありますか?

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代々自家採種で採り継がれた種は、その土地とともに生きる稲となり力強い米を実らせます。
素朴な味とともに、そのパワフルさを体感していただきたい自然栽培の玄米。
農薬も化学肥料も有機肥料さえ使わずに大切に育まれました。

これが“THE玄米”

岩永富造さんの玄米は、九州は佐賀県の白石町産。「大切な人に食べて欲しいと思えるものを」と自家採種、自然農法で奥さんと二人力をあわせ作っています。その中でも弊社でご紹介するのは、平成3年から岩永さんの田んぼで種を採りつないでいる玄米です。

ここが“THE玄米” やっぱり自然栽培

自然栽培とは、自然の営みにそって農作物を栽培する方法で、循環型農法や自然農法などといわれることもあります。

「自然=人為が加わらないあるがまま、天然」と「農業=人の役に立つ植物の栽培」は一見矛盾しているようですが、自然に学び、自然をお手本として植物の力を最大限に引き出します。自然栽培と一口に言っても色々で、有機肥料を投入したり、菌や微生物等を投入する場合もあるようですが、岩永さんは農薬、化学肥料はもちろん有機肥料も投入しない筋金入りの自然栽培です。

ここが“THE玄米” なんといっても自家採種

一般的に品種を表示してあるお米は、毎年 農協からお米の種を買っていますが、岩永さんは大地に根ざした稲の種を代々採りつないでいます。

自家採種により脈々とつながるその稲には、その土地にあったように育つ不思議なパワーが感じられるそうです。実際に同じ土地で四世代を育てると、誰が見ても分かるほど、丈夫で大きく育ちます。もしかしたら、稲が成長する過程の経験も情報として脈々と受け継がれているのかもしれませんね。

温故知新~真に新しい農法として見直し、お手本としたい自然栽培~

“人間の都合のいいように改良された種を買い、肥料分のない土地に肥料をいれ、肥料成分のせいで虫が付いたら農薬を使う”という何の永続性もなく、循環しない近代化された農業。近代農業化は確かに生産性を上げ、地域別にみると飢餓から人々を救ったとも言われますが、その後の収穫量は上がらず、むしろ下がったところもあり、残されたのは化学物質に汚染された地力のない土地で、本来その土地に受け継がれているべき種と人々の知恵を失っているのは歴然としています。私達が経験してきたこの歴史から学ぶことはまさに、岩永さんのされている自然農法に帰結するのではないでしょうか。今だからこそ、江戸時代以前は普通だった農薬も肥料も使わない自然のリズムに沿った自然栽培を、新たに見直すべきときではないでしょうか。

ちょっと一息 緑の革命~Green Revolution~について

緑の革命

1940年代にはじまった米国主導の農業革命で、指導者であるアメリカの農学者ノーマン・ゴーローグ博士は、世界の食糧不足の改善に尽力したとして後に初めてのノーベル平和賞を受賞しました。「食料を制する者は世界を制する」という考えのもとに、米国資本を投入して進められました。「奇跡の種子」といわれる、化学肥料によく反応してたくさんの実をつけ、倒れにくいよう改良された低い背丈の小麦は、メキシコにおいて飛躍的に収穫量を増やし、食糧事情を改善しました。アジアでも、日本の小麦農林10号を利用した交配種などによる大規模な農業改革が進められました。「種」と「農薬・化学肥料」「大規模灌漑」がセットになって発展途上国へ導入されたのです。「緑の革命」という呼び名は、当時アジア諸国にも台頭しつつあった共産主義の「赤の革命」に対抗して、資本主義である西側先進国が実施したことにより名づけられたといわれています。米国の「食料を制する者は世界を制する」という考えのもとに進められた、ともいわれています。

緑の革命の功罪

緑の革命ののち、実際に米や小麦などの収穫量は2倍以上になりました。4倍以上という土地もあるそうです。導入した国の一つであるインドでは食糧自給率が安定し、飢饉が起こらなくなったことなどからも、計り知れないほどの恩恵をもたらしたと思われています。ですが、農業の工業化ともいえる同じ品種しか栽培しない単作と、化学肥料の投入による害虫の大規模発生、それに伴う病害虫駆除のための農薬の使用、大規模灌漑による農地の表土消失・砂漠化等、緑の革命は、数々の負の遺産も私たちに突き付けています。私たちはこの歴史から何を学び取っていくべきなのでしょうか。

弊社中川が自然栽培への転換時のお話を伺いました!

もう10年以上ということですが、どういった経緯でこの肥料すらも使わない自然栽培に移行されたのですか?

海水を使ったり、腐葉土ぼかし(※ぼかし=有用微生物群により発酵させて造る有機肥料の一つ)を混ぜたり、いろいろ工夫してみても、結局虫は付くし、作物が栄えすぎたみたいになって病気も増えるんです。これはなんかおかしいと思って順々に「じゃあ、今度、これ外してみようか」と思い切って外したら、最初の2、3年はもうめちゃくちゃ被害を受けました。それを通り越したら大体良くなったんです。でも、それをほかの人に広げようとしても、なかなか難しかったですね。「ああ、これは人に言うもんじゃなくて、自分だけがやればよかろう」ということで、もうずっと肥料も使っていません。そうすれば経費もいらないし。

肥料を入れているときとやめてからの収量はどうでした?

最初のころはもう、ほとんど皆無に近いようなときもありました。

まったく実らないんですか?

実らないというか、くず米が多いんですね。ぼかしも何もやってないのに、虫だけはまだ来る。そういうのをほかの人に勧めたって、やっぱりかなり厳しいですもんね。

弊社で取り扱う農作物は、無肥料のものが中心です。ですが、特にお米に関しては本当に珍しい。収量の問題があってかなり厳しいようです。

やっぱり自分が実際にしているでしょう。その中でね、収量が落ちたらもう本当、どんなして生活しようかという、そういうことを自分が体験したから、ほかの人にも「これをしたらいいよ」って勧めることはまずできないですよ。自分たちは、所得は減ったけど使うのを減らせばいい。だから、農機具なんかも新品は買ったことないし、安い中古のを買って自分で整備して。そんなふうにしないと厳しいです。

でも、そこまでされても、自然栽培の魅力は感じておられるんですよね。

感じているというか、それがおいしいんですよ。いずれはみんなそうなるんじゃないのかなっていう、そういう気持ちで続けているんです。

野菜はグループもあって、無肥料・自然栽培をされている方も多いんですけど、お米はやっぱり肥料を入れるか入れないかで収量の差が大きく出ますから。お米で自然栽培をされている方というのは、本当にダイヤモンド級に貴重だと思います。

うちの米、食糧事務所の人が見たら「これはくず米ですね」って言われますよ。当然、虫が喰ったようなのがまだ残っているし、うちのは古代米が混ざってもいるし、とても今のニーズというか、一般的な商品としては合わないです。

普通は実りが足りないので、肥料を入れるっておっしゃいます。農薬は使わなくても、有機肥料や化学肥料を使われる方、やっぱり多いですね。

よく肥料で作物ができるって言うけどね、僕は「周りを見ようよ」っていうんです。雑草なんか肥料やって育っているとこ、どこもないですもんね。だから、地球のエネルギーで育つんだから、そんなのは必要ないと思っているんですよ。ああいうのを入れたために虫が発生したりとかね。

肥料をやめて何年かたつと本当に病害虫が出なくなるみたいですね。切り替えた時が一番大変なんですね。転換期は皆さん、本当に苦労されてるようです。

その間はね、本当、水道代もなかったんですよ。大変です。

普通だったらくじけてもおかしくない状況だと思うんですけど、それを頑張って続けようと思われたのはどうしてだったんですか。

自分は、農薬を使ったものは食べたくないわけでしょう。悪いって分かっているものを使うっていうのは、犯罪でしょう。くず米でも「商品」として売れないだけでなんです。自分は今もくず米を食べてますけど、別に健康に支障はないし、むしろ健康になりました。野菜でも形の悪いのを食べたからといって何ともないですよね。見かけがきれいな一等米ばかりを食べている人が病気しないかっていったら、そうじゃないでしょう。そうしたら何が「食べもの」で何が「商品」か。うちは、じゃあ「食べ物」を作ろうかって言ってやっています。それで一般に出ているのが「商品」と、そういう区別をしています。

すばらしいですね。うれしい誤算と言うとおかしいですけど、無肥料・自然栽培をされている方がここにいらっしゃるっていうのは本当にラッキーというか、今回の福島のことがなければ、探さなかったと思います。やっぱりお米は東北って思われているんですね。でも佐賀県にも平野は広々と広がっているし、本当に米どころなんですね。ぜひ皆さんに召し上がっていただきたいですね。

岩永さんの自然栽培への道のり

はじめは慣行栽培

岩永さんは24才で結婚し、農家の婿養子になりました。当時はうどん屋に勤めていて、農業は手伝いをするくらいでした。先代が亡くなり、昭和57年(1982年)、31才から夫婦二人三脚で農業を始めました。本格的な米作りは初めてで当初はいわゆる慣行農法を教えてもらいました。初めてなのでいいも悪いもなく、ただ、教わった通りにするわけですが、背中に農薬の入ったタンクを背負って撒く作業などは、重くて、ベルトは肩に食い込み体もつらく、こんな大変なことをしなければいけないのかと思っていたそうです。

不摂生で壊した体

結婚したころは一日に大きい炭酸飲料のビンを2本飲んでいたくらい、食事には無関心。血便と血尿が猛烈にひどく、病院に行ってみたら細胞が弱くてあちらこちらから出血していると言われました。よく勉強した知人から「あんたは絶対、無肥料のものの食べんと、健康にはなりきらんやろうな」と言われて、食べるものには気を付けないといけないんだと思い自分たちが食べる分だけは農薬を使わずに作っていました。

農薬と化学肥料を使わない米作りへ

農薬や化学肥料を使わないで作っていた自家用の米を、大切に思う友人や知人にあげていました。そうするとその人たちやその周りの人たちにどんどん広がって、農業を始めて5年くらいで全部の田んぼで農薬をやめて化学肥料もやめました。そのころはまだ有機肥料を工夫して使っていました。

出会い

振り返ると、平成2年~3年ころはめまぐるしい出会いがあったそうです。そのころ、自然農法の基本的な考え方や、自家採種するという考え方、マクロビオティック等と出会いました。そんなころから、岩永さん夫婦は、「自分たちは商品ではなく、食べ物を作る責任があるんだ」という自覚と信念をもって農業をしています。

自然栽培へ

米をよくみると、実り過ぎたようになって倒れる稲も出てきました。虫もよくつく。これは何かがおかしいと思い、一つずつ削っていきました。結局、10年ほど前に有機肥料も入れなくなりました。最初の頃は、まだ余分な肥料分が残っていたのか、虫は来る、病気にはなるで、大変なんてものではなかったそうです。ある年は、実が入らず収穫はできないからと、稲刈り前に稲を全部倒してしまったことも。「春に種から育て、田植えをし、大切に育てているということはいつもと何も変わらなかっただけに、あのときは本当につらかった」と岩永さんは当時を振り返ります。有機肥料も入れなくなって落ち着いたのは4年後くらい、今は安定しているとはいえ、農業はいつも試行錯誤だそうです。

有機JASマークは取りませんでした

JAS法ができたころ、岩永さんもすぐに手続きをしたそうです。お金も払い、書類も全部そろえて後は認証がおりるのを待つばかりと言うとき、有機JASで使える農薬や肥料のリストを見ました。そこには薬剤名がズラッとならんでいたそうです。それを見て「こんなでたらめなことばしよったらいかん」とやめてしまいました。

それからしばらくして岩永さんのところに農水省の人が尋ねて来たそうです。小売店で岩永さんのお米が「無農薬」と表示して販売されていたのを見て「無農薬とは表示できません」と言ってきたのです。岩永さんが「もう長いこと農薬は使っていないのに、無農薬とは書けないんですか」と聞いたら「農薬は一切使用していません、と表示すればいい」と言われたそうです。「僕はバカかも分からん、でもその役所の人に言いました。アンタは頭の良かか悪かか分からんけど、『無農薬』と『農薬は一切使用していません』とどこが違うね、とね」と笑いながら話してくれました。

岩永さんは言います。「使った農薬や化学肥料を表示するのが本当でしょう、いつ、何を、どれだけ使ったか書いて、消費者が選べるようにするべき。それを見れば『こんなに使ってあるんだ』とわかって消費者も勉強してちょっとでも使っていないものを買うようになるでしょう。そうすれば農薬に頼らずにがんばろうとする農家も増えるはずです」。

地球のエネルギー
地球の中からエネルギーが出てきて、そのエネルギーで生物は生きている。自然栽培で何世代も同じ土地で育った植物の種から出る根は下へ下へと入っていく。上から肥料をかけられたら根は下には伸びずに上ばかりで育ってしまう。下に行けば強いエネルギーがくるけど、楽して栄養がとれる方にいってしまうんだ。人も一緒かな。
自然農法の家庭菜園のススメ
経済も物流もストップしたときに頼りになるのは、やっぱり自分で作る畑。世の中に何らかのダメージがあったときにも、家族が食べられるくらいの作物を自然栽培で作ることを勧めたい。
こどもを守って
たとえば、トウモロコシは遺伝子組み換えしたものが世界中で作られている。加工食品の原材料となっていたり、家畜の飼料として便利に使われているけれど、どれがそうなのか、入っていないものはどれなのかは、本来表示するよう行政が指導すべきだろうが、今はそうじゃない。だからよく勉強して、調べて、こども達のためによい食べ物を選んでほしい。
日本人はもっと竹を使うといい
日本人には竹がある。竹は農薬も肥料もいらず、すくすくのびる。三年竹の強さは、中国では足場に使うほど。編めば籠やザルになり、燃やしてもいらないものはでないし、埋めれば土に戻る。竹の繊維は衣料にもなる。いいことずくめだよね。
長生きするために
化学物質をできるだけとらないようにしよう。人それぞれ人が耐えられる摂取積算量は違ってくるから一概にはいえないけど、その量はあらかじめ分かるものではないからできるだけとらないようにした方がいい。新しく品種改良したものや遠くから運ばれてきたものに身体はなれていないので、身体がなれている身体に優しい食べ物を食べるようにした方がいいと思う。
こどもには本当にいいものを
うちのお米の行先には優先順位があって、まず保育園。こどもがいちばん大事。これから遺伝子を残していくこども達には本当にいいものを食べさせてあげてほしい。せめて肌に着ける下着くらいは、オーガニックのものを付けるようにしてほしい。田んぼにほんの少しの化学物質が入っても、そのエネルギーはものすごく影響がある。繊維にもその影響があると思うんだ。
満足
国産のいい車が欲しいと思って買ったら、次は外国産の車が欲しくなる。人間の欲望はきりがない。自然や自分の健康を犠牲にして経済的満足を得るのか、本物を知り、何を満足とするのかを考えてほしい。

完全共生!自然栽培の田んぼと畑

岩永さんは種をまいてから水やりも草取りもしません。そんな田畑を見せていただきました。

これぞまさしく「完全共生」のかぼちゃの畑
「人が見ても畑とは思わんよね~」と笑う岩永さん。最初は食べ終わって捨てたかぼちゃの種が育って実をつけたところから始めたそうです。慣行栽培では列を作り、一列40~60センチ間隔で苗を植えますが、岩永さんのかぼちゃは3~5メートル四方に一株。一株で十数個はとれます。

田んぼのようす
草も生え、雑穀も一緒に育っています。この土地で何世代も種を採りつないだ稲はとてもたくましく育つそうです。そんな稲の根は縦に縦にと地中深く伸びるのだとか。苗づくりの時は苗箱からよく根が出るのでそれを持ち上げるのが大変な苦労とのこと。

勉強会のために比較実験中の畑
この畑は人が見て分かりやすいように整えています。これはショウガです。一番奥が岩永さんのショウガ、その手前が四国産のものを無施肥で育てている苗、(岩永さんの頭の陰でちょっと見えにくいのですが)小さいのがホームセンターで買ってきた苗。同じように植えて育てているのですが、岩永さんが代々育ててきたショウガが一番元気があり、背丈も大きくてすごく分かりやすいですね。

たくさんの方に自然栽培をやってほしい

岩永さんは、農薬も化学肥料も有機肥料もやめ、自然栽培へ移行してからそれが安定するまでは本当に大変だったから、とても人に勧めるなんてできないと思っていたそうです。でもここ数年、こども達も独立し、自然栽培の田畑も安定しているので、そろそろ自然栽培を人にすすめるころかな、すすめたいな、とやっと思えるようになっていました。

勉強会「楽農グループ」

楽農グループで取り組んだ腐敗実験

平成23年の初めに、岩永さんのところに農法を教えてほしいと若い人が訪ねて来ました。それがきっかけになって、1月から一ヶ月に一度ほど十数人が参加する楽農グループという勉強会をすべて手弁当で行ってきました。自然栽培を教えるといっても農法のことだけではありません。農業は商品ではなく人の食べる物を作るんだ、環境を支えるんだということを自覚してほしいと思い、様々なことを話しました。「本当に分かってくれたら、その人の暮らしぶりが変わるはず、まずは家の調味料が変わるんじゃないかな、変わってほしいな」と岩永さんは言います。

小規模農家こそ自然栽培を

岩永さんは、たくさんの農家に自然栽培を取り入れてほしいと願っています。

「今の農業は、農薬と化学肥料に頼り切っている。もし経済システムに何かあったり、天災などでも物流がストップしてしまったら大変です。農薬も化学肥料も何もかも届きません。農薬と化学肥料に頼り切った農法では、それがなければ虫に食われ、病気になり、実りはなくなってしまうんです。壊滅的になってしまう。食糧が全くなくなってしまいます。そんなときこそ、頼りになるのが自然栽培だと思います。自然栽培の畑の作物は強くエネルギーがある。農薬も化学肥料も有機肥料でさえ、なにもいらないんです。今の世の中何があるか分からない、ぜひ小規模農家にこそ、自然栽培をやって欲しい。小規模の農家がたくさんできて、自然栽培に取り組めば環境は良くなるし、健康で幸せな人が増えるんじゃないかな」。

地産地消と身土不二

地産地消と身土不二は全く別だと、岩永さんが話してくれました。「地産地消の作物が果たして本当にその土地由来の食べ物かどうかを見極める、種は? 畑に投入されるさまざまなものは? 本当の身土不二は、その土地ですべてが循環したもの。その土地の種がその土地で育つ。そしてそれをその土地で暮らす人が食べる。とてもシンプル。」

実はこのお話には続きがありました。「だから僕は通信販売は好きじゃない」と言う岩永さんに、「なかなかその土地では手に入れられない自家採種、自然栽培の玄米をぜひお客様にご紹介させてください」とお願いし、理解してもらって今回のご紹介に至りました。

岩永さんの玄米の特徴

岩永さんの玄米は自然栽培で育てたものです。農薬も化学肥料も投入していません。また、有機肥料も投入していません。自然栽培のお米はおおむね米粒が小さく、細長く感じられることもあります。また、色彩分別していないため少量の雑穀(黒米や赤米等)が混ざっています。お買い求めの際は、必ずこれらの特徴をご理解いただいた上でご購入いただけますよう、お願い申し上げます。

品質表示について

このお米の品質表示ラベルには、「未検査米」あるいは「産地未検査」という記載がされています。この「検査」は、希望する生産者が自発的に米の検査を受け、農産物検査法による農産物規格規定によって、産年・産地・品種銘柄・品位規格について農林水産大臣指定の登録検査機関によって証明されるものです。この検査を受けていないお米は、「未検査米」あるいは「産地未検査」と表示するよう定められています。ただし、この検査は農薬の使用や肥料の有無など栽培方法について証明するものではありませんので、「未検査米」と表示されているからといって、おいしくない、または安全性が劣るといったことではありません。

【参考】農産物検査法 e-Gov(イーガブ)(総務省が運営する総合的な行政ポータルサイト)はこちら

たとえば、農家さんが自分や知人、友人のために作っているお米などは、この「未検査米」となる場合が大半です。よってこのお米は「農家さんのお裾分け」であり、農家さんが農林水産大臣からの検査を必要としていない米であるということになります。逆にいえば、たとえ農薬や化学肥料を大量に使ったとしても(いわゆる慣行農法)、検査さえ受ければ産年・産地・品種銘柄・品位規格を表示できるわけですから、本件「検査」は農薬や肥料の有無や、その質を証明するものではないことを充分ご理解ください。

「未検査米」「産地未検査」ですと、銘柄すら表示することができませんが、実際には特定の米を撒いて、育ち、収穫されてこの米となっています。よって、使った種の銘柄をお知りになりたい方は>>こちらから お問い合わせください。
ただし「岩永さんのお米」は20年以上取りつないだ種を使用しているため、岩永さんいわく「原種に戻るのではないか」というように、元の品種とは違った特徴が出ております。この点ご了承くださいませ。

●お客様へ重要なお知らせ
食料品や衛生品のまとめ買いや、催告のないテレビ放映などで、突然数千件の注文が押し寄せることもあります。弊社で販売する品の大半は、丁寧に心を込めて目と手で作られた希少性の高い作品です。そのため、「在庫あり」表示や「受注承認メール」配信後に入手不可能であることが判明する場合があります。この場合、ご用意できない品は弊社の判断にてキャンセル扱いとさせていただき、在庫が確保した品のみを可能なかぎり早くお送りしますので、ご理解をどうぞよろしくお願いいたします。

岩永農園
岩永さんのお米

定期購入対象商品

岩永さんのお米 玄米 5kg

令和4年産

岩永さんのお米
玄米

5kg

8%OFF

希望小売価格 6,459

価格 5,980 円 (税込)

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品番
00401711
JAN
4562123392050
SB区分
Q

自家採種&無肥料自然栽培のとっても貴重な玄米です。

今までに味わったことのないパワフルさ、玄米が元気の源であることを体感できます。
貴重な玄米のため、数量限定でのご紹介です。

生産地: 日本(佐賀県白石町)

内容量: 5kg

お米の取り扱いについて:

・直射日光を避けて、涼しい場所に保存して下さい。
・米は湿気を嫌いますので、保管にご注意下さい。
・米びつ・容器などは、虫などの発生を防ぐためにも、こまめに清掃して下さい。
・臭いの強い洗剤、灯油などはそばに置かないで下さい。
・お買い求めの後は、お早めにお召し上がり下さい。