ローレルオイル高配合の「カサブ石鹸」
オリーブオイルに比べ希少で高価なローレルオイルを高濃度配合。コールドソープ製法が決め手!
ひとつひとつ丁寧に造られた美味しそうな石鹸は
地中海にほど近い小さな村「カサブ」で造られました
カサブ石鹸シリーズに新たな仲間が誕生!
オイルのグレードはそのままでお手ごろ価格の「リトルカサブ石鹸」(左)と、
アレッポの粘土(クレイ・ガスール)をプラスした「カサブクレイ石鹸」(右)
原料はバージンオリーブオイルとローレル(月桂樹)オイル
カサブ石鹸は、バージンオリーブオイル、ローレル(月桂樹)オイルなど天然の素材を用いてクール製法で丁寧に作られた石鹸です。
オリーブオイルはオレイン酸を多く含み、人の肌とよく似た組成をしています。汚れを落としつつ、脂肪酸を補うという二つの効果があり、スクアレン、ビタミンを多く含んでいます。これが洗い上がりのお肌になめらかな潤いを残してくれる理由です。
ローレルオイルは肌、髪の毛に対して、消臭やフケとりなどの高い洗浄効果があるとされ、またアロマテラピーをしているかのような自然の香りが楽しめます。
製法は釜焚きによる加熱を一切行わずに作られている(COLD PROSESS)ため、オイルの酸化を最小限に抑えた、ピュアーで、フレッシュな石鹸です。一つ一つ丁寧に作られた、優しくふんわりとした泡立ちの手作り石鹸です。
カサブ石鹸について
原材料について
ローレル(月桂樹)オイル
カサブ石鹸の一番の特徴ともいえるローレル(月桂樹)オイルは、ローレルの木の実から搾られています。ローレルの原産は地中海沿岸です。ですから、地中海沿岸の国々にはローレルの自然の群落がたくさんあり、太古の昔から人々にとって身近な植物でした。また、薬として神聖な木として扱われてきました。多くの遺跡にローレルの葉が描かれている事からも人々とローレルの関係を垣間見る事ができます。オリンピックやスポーツの競技会で勝利者だけに与えられる月桂冠はまさに特別な木である事を証明しています。シリア原産のオリーブ石鹸には、必ずと言っていいほどローレルオイルが含まれています。
- なぜローレルオイルが含まれているのでしょう
-
2000年の歴史を持つシリアのオリーブ石鹸にはなぜローレルオイルが含まれているのでしょう。その理由のひとつとして、昔からローレルオイルには殺菌作用があると言われています。昔から利用されてきたのは、第一にこの作用があったためでしょう。そしてもうひとつ、とても香りがよいということです。ローレルオイルを使うことにより、洗うだけの石鹸から、香りを残す芳香作用のある石鹸なのです。
またシリアはローレルの群落が多く、ローレルオイルが容易に手に入るという条件もそろっていました。しかし、ローレルオイルは大変貴重なオイルなのです。いくらたくさんのローレルの木があったとしても、100Kgのローレルの実から採れるオイルは、わずか5Kgだけ。このため昔から、オリーブ石鹸に含まれるローレルオイルが多い程、高価な石鹸とされてきました。
そしてシリアではオリーブ石鹸の事を、オリーブ石鹸とは呼ばず、「サボーン・ガール」=ローレル石鹸と呼んでいます。ですからローレルオイルは、シリアのオリーブ石鹸、カサブ石鹸にとっては貴重な原料なのです。
- ローレルオイルの採り方
-
ローレルの木は楠の仲間の常葉樹です。4月に開花し、11~12月に実がつきます。そして実にオイルが貯まると、その実が緑から黒に変わり、人々に収穫の時期を知らせます。するとカサブの人々はローレルの森へ行き、実を収穫し、すぐにオイル作りに取りかかります。ローレルオイルの採り方は主に2つあります。
- 低温下で溶剤等の薬品を使用しないで採取する方法(セミコールドプロセス)でシリアは全てこの方法でオイルを採取しています。少量しか採取できませんがフレッシュで良質なオイルです。このローレルオイルがカサブ石鹸には35%含まれています。
- 高温下で溶剤等を使用し採取する方法。この方法は大量かつ容易にオイルが採取できます。
その後、不純物を取り除くためのフィルターにかけられ、カサブに使われるローレルオイルが出来上がるのです。
オリーブオイル
オリーブ発祥の地はシリア(大シリア時代)だと言われています。人類が歴史に登場する前から自生し、紀元前4~5000年頃より栽培され、そして紀元前2000年頃には南ヨーロッパや北アフリカに伝わっていきました。オリーブは干ばつに強いため、どのような土壌でも育つと言われています。成長のための条件は
- 熱く乾燥した夏があること。
- 寒くて短い冬があること。
- 軽く雨が降る春があること。
最低限これらの気候条件が必要なのです。これらの条件はまるでシリアの気候を表わしているようです。
- シリアとオリーブ
-
シリアの人口は1800万人。シリア国内にあるオリーブの木は6500万本と言われ、家庭の庭でもオリーブの木を見ることが出来ます。オリーブの木、実、油、すべてが神聖な存在です。そして日常にいろいろな使われ方をされています。昔から地中海沿岸の国々では、食用だけでなく医薬品、または化粧品にと幅広く使われてきました。
- カサブ石鹸に使われているバージンオリーブオイル
-
カサブ石鹸に使われているオリーブオイルは、すべてシリア産のコールドプレス(冷間圧搾)の一番絞りのオリーブオイルで、そのグレードはバージンオリーブオイルです。食用とする際、オリーブオイルの酸味の量でグレードが決められますが、エキストラバージンオリーブオイルとバージンオリーブオイルの違いは、その酸味を下げるためのフィルターに通しているか否かの違いだけです。グレードの高いオリーブオイルの中でも、一番石鹸として加工しやすいため、バージンオリーブオイルを選びました。
エキストラバージンオリーブオイルは食用としてはハイグレードですが、石けん造りの素材としては、エキストラバージンオリーブオイルにバージンオリーブオイルの方が劣るということはございません。バージンオリーブオイルは、フィルターを通す前の状態ですので、ビタミンやスクワレンを多く含んでいる、実の成分をより残しております。ですから、石鹸の素材としてはとても向いているのです。
その肌に良いとされる成分として挙げられるものは保湿効果のあるグリセリン、スクワレン、活性化を助けるビタミンA、ビタミンEなどが代表的なものです。オリーブオイルに含まれているこれらの成分が、洗った後のお肌のしっとり感をもたらしてくれるのです。
綿実油
カサブ石鹸には綿の種子を圧搾してつくられたシリア産の綿実油が1~2%程含まれています。
オリーブオイルを使った石鹸は起泡力がなく、泡立ちが弱いと一般にいわれますが、それを補うために、大きくて持ちの良い泡を立てることが特徴の綿実油を配合しています。これにより優しくふんわりとした泡を立てる石鹸となるのです。
パーム油
パーム油にはオレイン酸とパルミチレン酸が多く含まれています。
オレイン酸は人の皮脂の成分に近いことから肌にやさしく、パルミチレン酸は泡立てられた泡を持続させ、石鹸を固くする働きをします。パーム油を配合することで自然なままの、さらに使いやすい石鹸を作ることができるのです。
アレッポの粘土(クレイ・ガスール)
中近東ではシルクロードの時代からアレッポのスーク(市場)など、さまざまな場所でクレイが販売されています。
クレイはシリアで「Beyloon」「ベイルーン」または「アレッポの粘土」と呼ばれ、モロッコでは「ガスール」と呼ばれています。シリアでは昔からトリートメント効果のあるものとして髪の毛や肌にパックなどの方法で利用されてきました。
水(お湯)に溶いたアレッポのクレイはチョコレートのような外見で、ミネラル等が多く含まれ、ぬるっとしたなめらかなさわり心地です。
鉱山で採掘されたタブレット状のクレイを粉にしたものや、粉を使いやすいパイプ型に固めたものを、今もシリアでは公共のお風呂場に置かれています。クレイ自体は洗浄効果が弱いのですが、灰を混ぜ合わせると洗浄効果が高まるという事がわかり、石鹸として使われていた時代もありました。
そして現代、カサブ石鹸にクレイを入れることで洗浄効果を高め、さらにオイルに含まれていないミネラルが補われることでトリートメント効果も高まり、なじみのある石鹸からクレイの使用感を楽しめるようになりました。それが「カサブクレイ石鹸」なのです。
カサブ石鹸のコールドプロセス製法
カサブ石鹸のスタンプです。
サブンカサブ/
スティーブ・アペリヤーヌ /
カサブ・シリア
とアラビア語で書かれています。
カサブ石鹸は、シリア伝統の釜焚き製法とは違うコールドソープ製法によりつくられています。釜焚き製法は大きな釜にすべての材料を混ぜ入れ、加熱して石鹸をつくっていきます。一方コールドソープ製法は、材料を混ぜ合わせたときに発生する熱のみで石鹸化を進めていくため、それぞれの原材料の分量、温度、気温、湿度の影響を受けやすく、正確さと経験が求められます。
この製法により材料の長時間の加熱や高温の状態も短くてすむため、オイルの酸化も少なく、オリーブオイル、ローレルオイルの素材の特徴を損なうことなく仕上げます。また、カサブ石鹸の原材料は上質なものを選んで使われています。ローレルオイルは不純物が混ざっていないピュアなオイル。オリーブオイルはビタミン類が多めに含まれているバージンオリーブオイル。苛性ソーダは不純物が混ざっていないもの。そして使用する水は、カサブ村の湧水を蒸留したもの。これらがカサブ石鹸の主成分となる原材料です。
この原材料とコールドソープ製法による石鹸造り、そして何より、2000年と言われる石鹸造りの歴史がニュータイプのオリーブ石鹸、「カサブ」を誕生させたと言えるでしょう。その色、香り、そして使い心地は今までのオリーブ石鹸との違いを感じていただけるはずです。
オリーブオイル、ローレルオイルをステンレスの容器に入れ、混ぜ合わせます。
オイルに対し、必要とする最小限度の苛性ソーダを計算し入れます。
材料を混ぜ合わせていくと石鹸化が進み、その状態になると型のトレイに流し込みます。
1日でかたまった石鹸を、決まった大きさにカットします。
メーカーのスタンプを押して、さらに3週間乾燥させます。
環境に対して
全ての工程を手作業で行っているカサブ石鹸の工場では、環境に対して悪影響を及ぼす作業は一切ありません。
石鹸の乾燥に至っても、自然乾燥です。シリアの気候と自然の恵みにより育まれたカサブ石鹸は、肌に対してのみならず、自然に対してもやさしい石鹸といえるでしょう。
使用と効果について
カサブ石鹸は洗顔だけではなく、洗髪、そして全身にも御使用になれます。また、2度洗いすることによりメイク落としにも適しています。ローレルオイルの洗浄効果とオリーブオイルの保湿効果により、数回の洗浄後もつっぱることなく、さっぱりとしながらもその後しっとりしてくる使用感です。カサブ石鹸の良さを実感するのは何といっても洗顔でしょう。手で泡立てた時の軽くなめらかな泡と、さわやかなローレルの香り。そのなめらかな泡で洗顔し、泡を洗い流す時も油っぽいしつこさがなく、さっぱりと洗い上げます。そしてその後自然の潤いが残ります。
石鹸の保管方法
オリーブオイルをたっぷり使用して造られた石鹸は、その成分として天然のグリセリンを多く含んでいます。グリセリンは水分を引きつける性質があるため、湿気の多い場所に保管すると、石鹸が水分を帯び柔らかくなります。長くお使いいただくため、乾燥した場所に保管することをおすすめ致します。
Q&A
カサブ石鹸使用体験報告
2004年4月、クロスロードトレーディングの代表取締役ガザール イサームさんが、カサブ石鹸の商品説明に来られました。ガザールさんという聞き慣れないお名前にどんな方が来られるのか、ドキドキしながらお待ちしていると、スーツ姿にリュックをお洒落にたずさえてガザールさん登場。まるでニューヨークを闊歩しているビジネスマンのよう!でもお話をされる姿勢は、とても穏やかで優しい感じの紳士でいらっしゃいました。
まずはカサブ石鹸の実物を拝見。きれいなアイボリーカラーで、香りも香料ではない自然な良い香りがします。なんでも原産地シリアでは、この石鹸を芳香剤のように、お部屋に置いたりタンスの中に入れて楽しんでいるとか。ローレルオイルの優れた特徴や、この石鹸がシリアではずっと昔から人々に使われている事などガザールさんの丁寧な説明を聞いているうちに、“使ってみたいモード”がどんどん増してきます。そんな私の気持ちが顔にでていたのか、ガザールさんがどうぞ使ってみてくださいと、サンプルを1個くださりました!やったー!ちょうど2日後には韓国出張がありますやん!ぜひ向こうで使って、モニタリングしちゃいましょーということで、韓国のホテルで実際に使ってみました。
ガザールさんの説明では、ローレルオイルが入っているためしっとりとした使用感で、顔や体以外に髪の毛にも使えますよとの事。ハードな出張の荷物を少しでも少なくするために、シャンプー、リンスをもたずカサブ石鹸のみを入れて出発!
仕事終了後さっそくホテルのお風呂で使ってみました。ただでさえ海外は水が日本とは違うので、肌や髪の毛はパサパサになりがち…。大丈夫かな?と思いながら泡立ててみたところ、とてもきめ細かい泡で気持ちいい!そして香りもなんだか高級なアロマオイルのよう…。(本当はそんなオイル使ってみた事ないんで、あくまでもイメージですが)私的にはとてもリラックスできる香りでした。次は髪の毛にトライ!シャンプーのような泡立ちはなくて、石鹸で髪の毛を洗う経験がない私にはちょっとものたりないかな~正直洗い上がりもきしきし感は残りました。
しかし、お風呂からあがり髪の毛を乾かしてみてびっくり!私の髪質はくせっ毛のうえ乾燥しがち、湿気の多い日には広がってしまって大変です。それがしっとりまとまるんです!リンスもしてないのに!本当にびっくりしました。顔もこの石鹸でダブル洗顔したんですが、メイクもしっかりとれていました。お肌もしっとりして、残り香もほんのり気持ちいいしこれはいい!と実感!カサブ石鹸だけで全身まるごとしっとりと洗えるってことは、ハッキリ言ってとっても経済的でお得です!!
韓国出張に同行した山下隊長も一緒にカサブ石鹸を使用しました!
左の写真は石鹸使用前の隊長、右が使用後の隊長。どーです?
ヘアスタイルのまとまり感が違うのがおわかりいただけるかと思います。
PS. 帰国後、石鹸洗髪知識不足の私に、石鹸洗髪のあと弊社木酢液をリンス代わりに使用すると良いと社長からアドバイスが。早速木酢液を購入したのはいうまでもありません。それからもう一つ。帰国後もカサブ石鹸のサンプルを使い続け、美容室にいくと担当の美容師さんに“髪質よくなったんちゃう?”と言われちゃいました!