スクナクス

スクナクス開発秘話

スクナクス開発秘話

スクナクス開発にあたり、さまざまなコーディネートをお願いした、株式会社K.now(ケイ・ナウ)代表取締役(CEO)大平 浩二(おおひら こうじ)さんにお話を伺いました。

日本にこれまでなかったオールインワンサプリ

───工場の選定やレシピ検討など、大平さんなくして「スクナクス」の完成はなかった、というほどにいろいろな手配にご尽力いただき、ありがとうございました。おかげさまで、試用の段階から、早くて飲んだその夜に「疲れていたのに、走り出すくらい元気になってしまった」という人もいるほど、パワフルな食品が出来上がりました。

大平さん:ありがとうございます。体感に個人差はありますが、確かに非常に完成度の高いものができたと思っています。これだけ複数の栄養素を、複数種のカプセルで補う形の、いわゆる異種混合型のオールインワンサプリメントは、日本になかなかないと思います。

アメリカは最低限の栄養をマルチに補うオールインワンサプリの需要が高いですね。保険制度の関係から「自分の健康管理は自分」で、という考え方の国民が多いので、サプリの普及率も日本とはまったく違っています。

───なるほど、そういうことなんですね。

1カプセルの中に、全部必要な栄養を入れているマルチサプリもありますが、「スクナクス」は1袋に5種類のサプリを計9粒入れていただいていますね。このように種類を分けるのは何のためですか?

大平さん:まず、微量添加であれば当然、1カプセルにいろんな種類を入れられるんですが、一つひとつの原料が意味をなして、体感のあるところまで持っていこうとすると、やはりそれぞれの必要量も増えてきて、無理が出てくるんですね。

実は原料には、水分を吸収し難くするための賦形剤(ふけいざい)などが入っているので、ビタミンC原料を100g入れればビタミンCが100g入る、というものでもないんです。

今回は「一包で必要な栄養素を補う」というコンセプトですから、その栄養機能に匹敵する量を入れる必要がありました。なので各栄養成分の配合量については、消費者庁が規格基準として定めている上限値から下限値の間に入る「栄養機能食品の表示が可能な分量」を意識していたんです。しかし、1度に飲む粒数があまりにも増えたり、1粒が大きくなりすぎたりしても、飲みにくいなどのネガティブな印象を与えてしまいます。

原材料の質、天然か合成か、遺伝子組み換えでないかなどの条件をクリアしながら、極力「かさ」を増やさず、機能を高める… なかなか大変な課題でした。

栄養素の組み合わせが、体感のカギ!

大平さん:また、1つのカプセルに詰め込まないもう一つの理由として、体の中で溶けて混合したときに、栄養素によっては吸収率が落ちてしまうこともあるんです。

───吸収を邪魔し合うような栄養素などもあるということですか。

大平さん:ありますね。たとえば吸収したい栄養素と、排出させることを目的とした栄養素を一緒に摂ると、出す方が強いので、せっかく入れたものも吸収されずに出ていってしまうとか。

ひとつのカプセルや錠剤にどれとどれを組み合わせるか、あるいは分けるか、ということも重要ですし、なるべく胃酸で溶かさずに腸へ到達させたいとか、それぞれの「吸収の段階」も考えて、形状を選ばなければなりません。

当初は宝石のようなイメージで、とご要望をいただいていたので、カプセルに着色するテストもしてみたのですが、どうしても消化酵素による溶解が遅くなって吸収のタイミングや度合いも変わってしまうんです。それでカプセル中の原料で色を表現する形をとったのですが、その調整も非常にむずかしかったところでした。

───同じ原料が入っていても、色素やカプセルの形状・素材や組み合わせなどで、体内でのはたらき方が変わってしまうわけですね。

大平さん:そうなんです。何度も協議を重ねて、材料を変更してはまた全体のバランスの微調整を行い、ということを繰り返し、結局、配合の決定までに半年程の時間を要しました。

最終的に、ようやく各栄養素の質・量・バランスともに自信を持っておすすめできるものに仕上がり、なんとか9粒という量に抑えることができたんです。

───この試行錯誤のおかげで、一度に9粒を飲んでも、一つひとつの栄養素がちゃんと機能するものができたということなのですね!

2つの工場で別々に生産

大平さん:ようやくそこまでたどり着いたわけですが、中身と剤形が決まりますと、今度はそれを「どこで製造するか」です。ソフトカプセルとハードカプセル、剤形が違えば、それを得意とする工場も違ってくるので、一つの工場で全て製造すると、どちらかのカプセルの質を落とすことになってしまいます。結局、それぞれの剤形を一番得意とする工場で、別々に形にしてから、最後に合わせる方法をとることになりました。

すべて、徹底した衛生管理と丁寧な製品づくりで、信頼がおける工場にお願いしました。たとえばソフトカプセルを依頼した工場では、衛生面においては1次更衣室のみならず、2次更衣室もあり、ゴーグルも装着して異物混入を防ぎます。

また品質管理においても、機械だけでは発見しきれない、微かな傷などの漏れを、人の目視検査で見抜いていきます。一般の検査員が一通り見た後、さらに熟練の検査員が再検査するのです。これは10万粒で1時間強かかる作業で、集中力が持続するという女性の特性が生かされる現場だそうです。機械が省ききれなかった分として、全体の1%分の規格外品が発見されるそうですから、人の能力はやはりすごいですよね。

こちらの工場のように、他2社も、それぞれきちんとした管理体制をお持ちで、まずサプリメントの形を作るところまではたどり着きました。

人の手を介してようやく形に

大平さん:さらにここで課題に突き当たるわけです。先ほど日本のサプリ事情をお話ししましたが、「1包にそれら形状の違う5種のサプリを9粒入れていく異例中の異例の充填包装」、これに対応できる機械を持っている工場は、現在の日本にはないんです。

───そうなんですか!

大平さん:実はずいぶん前に、私も錠剤とハード・ソフトカプセルを組み合わせた3種の混合サプリの依頼を受けたことがあるんです。その時は、依頼元が国内で一番品質管理の厳しい大手メーカーだったこともあり、充填のために3種で1500万円ほどの機械を導入しました。数年前まではこうした機器を保有していた加工メーカーもあったんですが、日本では結局「需要がない」ということになり、廃棄処分されているところがほとんどです。

だからといって機械を特注すれば何千万という初期費用を価格に乗せざるを得なくなり、「できるだけ良いものを安価で」というご要望から外れてしまうことになります。

異種混合を行う工場はない、機械導入の選択肢もない。さあどう探そう、というときに、neten社のご要望にも首を絞められることになりまして(笑)。

───えっそれはどういう…

大平さん:「ISO」や「食品GMP」といった管理基準を設けている工場は、製造現場にneten社のロゴストロン周波数大型発振器を持ち込めないんです。ですから「その水準に達していて、なおかつこの持ち込みを受け入れてもらえるところ」を探さなければならなかったわけです。二重三重のハードルをクリアしなければならない状況でした。

───netenのスタッフも、お願いする工場、全部に断られたということでしたが… そういうさまざまな理由があったわけですね。

大平さん:まさに産みの苦しみでしたね(笑)。
アッセンブリー工場(包装加工専門工場)を何件も当たったところ、幸いにして、チャレンジしていただけるという工場が見つかったんです。前例がないことでしたから、単純な考え方ではありますが、人海戦術で対応することになりまして。

───人の手で必要数をピックアップしていただくということですか。

大平さん:そうなんです。分包機の後方にコンベアを設置して、粒の種類が5種類ですから、これに応じた人員を配置し、彼らの作業によってコンベアに投入、運ばれた9粒が1つに包装されるという流れです。こういった作業を延々と繰り返すことで対応していただきました。

───本当に手間がかかっているのですね…。もうそれなら1包にしなくてもいいのでは?という意見も出たようなのですが、やっぱりこれは一袋にまとめて入っていることに価値があるんですよね。

大平さん:そうですよね、実際に飲んでみるとわかるんですが、わかりやすいし便利で、飲み忘れもありません。日本国内では類を見ない完成された製品になったと思います。

現代はサプリメント必須の時代

大平さん:いろいろ苦労はありましたが、「スクナクス」完成までの道のりは、私にとっても今後の活動には欠かすことのできない、尊い経験でした。

───ありがとうございます。大平さんは、某大手有名健康食品会社でも開発をなさっていたということですね。

大平さん:そうですね、おそらく昭和生まれの方は多くの方がご存知のサプリメントを企画させていただいていました。これが健康食品の走りで、決して安いものではないにもかかわらず、当時から爆発的な売れ行きを記録しました。

当時はダイエット向けのデトックス商品が非常に多かったのですが、その商品もその方向性でメガヒットを飛ばしまして、当時から20年以上経った今も、いまだにリピートしていただいているお客様がいらっしゃいます。

───そのようにさきがけとして開発に携わって来られた大平さんが、健康食品についてどのようなお考えをお持ちなのか、お聞かせいただけませんか。

大平さん:今は、野菜や果物などをきちんと摂っているつもりでも、昔のようにちゃんと日光を浴びて、微生物のバランスも整った土で育ったものと比べると、栄養価や抗酸化物質の含有量がまったく違ってきているという現実があるので、食品だけで必要な栄養を補うのは難しい時代です。その意味で、健康食品やサプリメントというのは、現代を生きる私たちには必要なものだと思っています。

───若い人の中にはとくに、食事はコンビニ食とかお菓子だけ、という人もいるようなので、そういう方には必須ですね!

大平さん:そうですね、もちろん必須ではあるんですが、逆に「サプリで栄養を摂っていれば食事はコンビニ食やお菓子だけでいい」と考えている方もいて、それはとても危ない勘違いなんです。しっかりお伝えしておきたいのですが、サプリはあくまでも副材で、主材は普段の食事です。

───そうですね、まだまだ栄養として発見されていないものや、栄養以外の大事な要素も含まれていそうです。

大平さん:そういう意味でも、やはり食事をしっかり摂った上で、サプリで補っていただくのが基本中の基本で「主材あっての副材」なのだということは、しっかりご理解いただいた上で、うまく付き合っていただけたら、と思います。

特にタンパク質・アミノ酸などは、食事からの方が摂取しやすいですし、これらが不足すればいくら栄養を補っても、体の中できちんと働くことができません。食事のときにはきちんと意識して食べていきたいですね。

今は当時とは比べ物にならない種類の健康食品が大量に市場に出ているのですが、やはりコストを抑えているものについては、体内で完全に消化吸収しないようなものも入っている傾向があり、完全には体感が得られないものも多いんです。きちんとしたものを作りたいという開発側からすると、ジレンマはあります。

しかし先ほども申し上げたとおり、「スクナクス」は、質もさることながら、体に合わせた必要量や、吸収のタイミングも考えて作ったオールインワン型で、日本国内でここまでのレベルの一包化サプリは、私の知る限りではどこにもありません。

サプリメントは、飲んですぐ体感がある方もいるかと思うと、まったくわからないという人もいる、かなりの個人差があるものです。しかし十分体感いただけるだけの栄養素は入っていますので、まずは最低でも3ヶ月くらいは続けてお飲みいただいて、違いをじっくり感じてみていただければ嬉しいです。多くの方々が健康になって、幸せな笑顔が増えるといいですね!

───本当にそうなると嬉しいですね!
さまざまな無理難題を乗り越えて、「スクナクス」を形にしていただき、本当にありがとうございました!


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