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スタッフ中西に、木下が聞く!「意識進化を支える栄養素」

天才・ポーリング博士が着目した栄養の重要性

木下:
スタッフの中でも栄養学に詳しい中西さんに話を聞いていきます。
中西さんは、もう20年も病気治療を目的とした栄養学の勉強をしているそうですね。

中西:
はい、ライナス・ポーリング博士と一緒に研究されていた金子先生のもとで学んで、分子整合栄養医学の健康指導士・アドバイザーの資格を取得しました。七沢代表も昔、金子先生のところで学んでおられたことがあったそうで、先日、当時のテキストが見つかって、何十年も経て私のところに届いたんです。感慨深いものがありました。

木下:
ライナス・ポーリング博士といえば、アインシュタインに並ぶ天才化学者ですよね。ノーベル賞を2回受賞した(化学賞・平和賞)、歴史上唯一の人物ですが、金子先生は、博士とどんなことを研究されていたんですか?

中西:
ライナス・ポーリング博士は、私たち生物が持っている「自分自身で元気になる力」に着目していました。これがうまく機能するためには、体内に通常に存在していなければならない栄養素で足りていないものを、「至適量(してきりょう)」摂取することを、重要視していました。そうすることで、体内に正常な分子バランスを作りだし、健康の維持と増進を図るということを提唱されていたんです。

多くの天才たちがそうであったように、発表当時は、博士のこの説は嘲笑の的でした。でも、現在になってようやく、それが本当に重要なことだったのだと証明されたんですね。

栄養学との出合いで、体調が激変!

木下:
中西さんは今でこそ、忙しく全国を飛び回っていらっしゃいますが、栄養を学ぶ前は、全く違っていたと聞いています。

中西:
学生の頃などは、普通にしていても「不機嫌そう」だと言われていました(笑)。大学時代に、姉と同じ先生の授業を取っていたのですが、先生が姉を呼び出して「君の妹さんはどうしてあんなにいつも不機嫌そうなの、大丈夫?」と聞いてきたそうなんです。友人からも「なにか悩みがあるの?すごいため息ついてたよ」と言われて。蚊の鳴くような声で話していたらしく、自覚がなかったのでびっくりしました。

でも、理由もなく真っ暗な部屋で「なんかしんどい…」って泣いたりして、精神状態は確かにひどかったんです。でもそれと栄養不足はまったく結びついていなくて、そんな状態でいながらも、特別に何か対処が必要だとは考えもしませんでした。
そんな時に、栄養学の視点で血液検査を受けてみると、栄養失調だと言われまして。

木下:
「栄養失調」というと、飢餓状態の難民の人たちを連想しますが…。

中西:
そうですよね。当時の私の体にも、そうした飢餓状態の人を調べると必ず出るといわれている「ケトン体」が見つかっていました。要するに、飢餓レベルで栄養素が足りていなかったんです。

木下:
ちなみに、どんな食事をしていたんですか?

中西:
ご飯と納豆とお味噌汁とか、あとは焼き魚、みたいな感じでしょうか。お肉は食べると持たれる気がして全然食べていなかったので、かなりの鉄分不足でした。ふらついたり、落ち込みやすかったり、鉄分を始めとする栄養素が足りていないと、あらゆるところに影響が出てくるんです。

でも、それからきちんと栄養素を摂り始めたら、あ、元気になった、また元気になった…と、3段階くらいに分けて、どんどん調子が上がっていきました。今は、毎日のように長距離移動が続いても、へこたれないくらい元気です、おかげさまで。

大切なのは「至適量」を摂ること

木下:
そのくらい元気になるには、相当の栄養素を補ったんでしょうか。

中西:
はい。さきほど、ライナス・ポーリング博士が【体内に通常に存在するはずの栄養素で足りていないものを「至適量(してきりょう)」摂取することを提唱されていた】という話をしましたが、この「至適量」というのは「最適量」ともいえます。体内で、ある一定量を超えると、急激に整ってくるポイントがあるんですね。急によく眠れるようになったり、疲れない!走れる!からだが軽い!などの実感が出てきます。

すでに自覚している強い不調がある人などの場合は、推奨されている1日の栄養素の上限から見ても、その何百倍という量であったりもします。

木下:
何百倍ですか、すごいですね。

中西:
それが「分子を変化させるくらいの量」だということなんですね。マイナスからプラスへ持っていくときには、やはりかなりの量が必要になるんです。

たとえば、コップから溢れている状態ではじめて栄養が機能すると考えてください。不調が認識できているということは、コップの中はほぼ空っぽの状態。そこに20入ろうが、30入ろうが、しおれかかった植木鉢のお花にスポイトで水をあげているような状態ですよね。

でも、植木鉢の底から水が流れてくるくらい、ジョウロでたっぷりお水をあげると、またお花はいきいきと元気になります。それがコップに100まで入って、溢れてきた状態で「あ!変わった!」という実感が得られるわけです。

(元気を実感するには至適量が必要)

栄養不足には、気づきにくい!

木下:
現状、痛みやかゆみといった困った問題が起きていないと気づきにくいですが、意識していないと、大多数の人は栄養素が足りていない状態なんでしょうね。
私が一人暮らしの時なんて、野菜の質なんて気にもしないし、漬物がちょっとついてれば「今日は野菜を食べたな!」みたいな気になってましたから(笑)。

中西:
男性は特にそうですよね(笑)。でも私たちの体内では、酵素によって常に多くの化学反応が起きていて、ビタミンやミネラルなどの栄養がそれを助け、消費されているんです。たとえ一日中横になっていたとしても、心臓も脳も動いているし、細胞の代謝など、さまざまな入れ替えも行われています。そうした活動に、栄養は常に必要な道具であって、摂取量が足りなければ、機能が低下してきて当然だということなんです。

でも体は、重要な機能についてはなんとか「今あるもの」で補おうとするので、先に不調として現れてくるのは、お肌の調子だとか、記憶だとか、寝起きだとか、生命の存続にあまり関与しない部分です。「何かマズイことになってるぞ」という風には認識できないんですね。でも、そうした「なにかおかしい」と感じているときは、すでに体が栄養の不足に伴った非常事態の動きを始めている、という状態なんです。

(体にとっては非常事態の可能性も)

特に私たちが不足に気づかない例としてわかりやすく、そしてちょっと怖いのが、カルシウムの話です。カルシウムは、体の中でいろんな生理機能に関係している栄養素でとっても大事なものなのに、代わりになれる栄養素がないんですね。不足すると大変なことになってしまうので、体はすぐに危険信号を出して、骨を溶かしてカルシウムを供給してしまうんです。私たちは不足を感じていなくても、からだの方では骨を溶かすという大変な事態が起きていて、気が付いた時には骨がボロボロ…ということになってしまいます。

なんだかだるい、寝起きが悪い、日中眠い、からだが重い、疲れがとれない、物忘れが激しい、爪が割れやすい、髪にハリがない、肌荒れが起きる、足がつる、冷える。そうした、「ああ、もうトシかな〜…」「体質かな〜」という感じで流してしまうようなことが、実は栄養素不足の重要なサインだったりするんです。

それを見逃さずに一定量を補っていくために、やはり現代人にはサプリメントが必要不可欠だと、私は強く感じています。

サプリメントの必要性

木下:
私の経験上、健康に気を使っている人ほど、栄養素は、食品から自然な形で摂るべきだ、という考えをお持ちで、サプリメントを敬遠されている傾向があるようにも思います。

しかし、neten株式会社でお付き合いのある、食の啓蒙活動をされている方がいらして、その方はいわば自然農の草分け中の草分けという存在で、いろんな畑を回って、農産物を知り尽くしているんですが、その方が、「今は、普通の食事では足りない。サプリメントを摂るべきだ」とおっしゃっているんです。

中西:
その通りだと思います。現代の生活では、どんなに栄養に満ちた食事を摂っていても、ほとんどの方が、消費される量を超えて補うことは難しいと思います。

栄養の消費にはいろいろな原因があるんですが、特に精製された砂糖の摂取が大きいですね。砂糖には「カルシウム泥棒」という異名もあるほどで、ただでさえ吸収されにくい貴重なカルシウムを一気に奪い、現代人のカルシウム不足に拍車をかけているのです。

(おいしいスイーツも、カルシウム不足の原因のひとつ)

さらに言いますと、検査の基準値内に入っている栄養項目でも、生化学的に見ると足りていない、という現状があるんですね。

たとえばフェリチンは、現在設定されている基準値では足りません。眠くならない、イライラ・フラフラしない、安定した精神状態を保てる、という正常な状態を食事でつくろうとすると、赤身のお肉を毎日、相当量食べるという非現実的な食事が必要になります。

木下:
確かにそれは難しいですよね。サプリメントの目安量の表示も、基準値に合わせて低めに設定されているということがありますね。そしてその量が基準になってしまって、過剰摂取にならないかと気にされている方も多い気がします。

中西:
確かに、合成成分のサプリメントの場合は気をつける必要があるんですが、天然由来のものであれば、多く入ってくれば必要なものは貯蔵して、いらない分は調整機構がはたらいて排出してくれます。

木下:
そういえば、サプリメントを飲むと尿が黄色くなることもありますね。

中西:
ビタミンB2は、飲むと尿が黄色くなります。これは飲んでから数時間は持続しますが、実は尿が黄色いくらいで逆に尿が黄色いくらいで充分とれている目安になると考えてもいいんです。本当に足りない方は、飲んでも透明なままな場合もあります。

またピロリ菌に感染していたり、腸内環境が整っていない方は、同じ栄養素を摂っても吸収率が悪いということがあります。こういう方でも、しっかり補っていくと体調の変化を感じられるんですが、同時にそれらについても対処した方が、もったいないことにならずに済みますね。

でもさらにもったいないのは、過剰摂取を気にして至適量に届かず、何も変化を感じないということです。しっかり補って、摂るときも一気にではなく、たとえば朝・昼・夜に分けて飲むようにすると良いと思います。

使命を生きるための土台を整える

木下:
最後に、中西さんにとって栄養とは、どういうものでしょうか。

中西:
からだの基盤を整えるものですね。
栄養が足りていなかった時は、なんだか地に足がついていないというのか、ふわふわした感じがしていて、そういうときは霊的なものも受けやすかったり、鬱滞しやすかったり、外側の環境に影響されやすくて、なんかここは気持ちが悪いとか、早く出たいとか、神経が過敏で不安定だったんです。でもそうしたものも、栄養を補っていくことで、自然と少なくなりました。

栄養がしっかり摂れていくことで、五階層も整いやすくなるのではと感じています。ある方は、栄養を摂っていくことで、からだの軸が定まったとおっしゃっていました。

なんだか、思うように動けないときってありますよね。仕事もうまくいかなかったり、うっかり失言したりミスが増えたり、そうしたことが原因で、人間関係もぎくしゃくしたり。

そういうとき、どうしてこうなっちゃうんだろう、私のせいだ、と自分を攻めずに、一度栄養のことを疑ってみてほしいんです。ただ、栄養が不足していて、本来の状態がつくれていないだけ、ということって、けっこうあるはずなんです。

木下:
栄養を摂ってみて初めて「あれは自分の最高のパフォーマンスじゃなかったんだ」と気づくことがあるのかもしれません。
健康はベースですからね。どんな成功も、まず健康なくしては成し得ない、と多くの成功者も言っています。

中西:
その通りですよね。すべてがその上に積み上がっていくというものですから。
自分自身の土台が整ってはじめて、なんのために元気になって、なんのために人生を使うのか、ということが考えていけるんじゃないかと思います。自分の元気を、さらにたくさんの人に与えていくことができますし、いろんなことを引き受けていくこともできますよね。


お祓いや鎮魂という白川学館で行われている「ご修行」は、「神を迎える器をつくるためのもの」といわれています。神の階層と自分自身を繋ぐために、自分自身の器を磨いていくのですが、神の階層から降ろすと同時に、肉体という物質世界を整えていく、その双方からのアプローチで、よりスピーディに、公に貢献できる大きな器ができていくのではないか、と感じています。

木下:
その意味では「栄養足らずして意識進化なし」ともいえますね。しっかり体を整えれば、思う存分、使命を生きられる気がします。
お話を聞いて、栄養の必要性が理解できました。ありがとうございました。

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