熟成を促す独自の竹炭で土から育てたお米 竹炭米「夢大地」
「竹炭」と「竹酢液」を贅沢に散布し、土壌改良を施した田んぼで農薬、化学肥料、除草剤を使わず育てた元気なお米です

近年、放置竹林や耕作放棄地が引き起こす問題が深刻化しています。
「株式会社夢大地すみれ」は、この問題解決に取り組み、
”地球の環境を良くし、食の安全を守ること”をコンセプトに
2023年、福島県二本松市にて創業しました。
その第一段階が自社製造の竹炭を活用した竹炭農業。
竹炭や竹酢液を用いて土壌を改良し、
農薬、化学肥料を一切使わずに米や野菜を生産しています。
自然豊かな地、竹の力でエネルギーあふれる土壌で
すくすく育った元気なお米をどうぞご賞味ください。
夢大地すみれの想い

竹炭の力で、人も大地も元気になるお米を
株式会社夢大地すみれ 代表 十二村 邦彦氏
私は福島・喜多方の米農家に生まれました。でも、子どものころは、家の田植えや稲刈りの手伝いが大変で、「絶対に農家にはなりたくない」と思っていたんです。東京で学んだあとも、地元に戻って仕出し弁当屋を始めたり、フランチャイズの飲食業を展開したりと、さまざまな仕事に挑戦しました。けれども経営に失敗したこともあり、震災後には除染事業の会社を立ち上げたりと、本当に七転八起の人生でしたね。
そんな私が再び農業に戻ってきたきっかけが、「炭は地球を救う」という一冊の本でした。
竹炭には、土地を蘇らせ、人を元気にする力がある――その言葉に衝撃を受け、すぐに愛媛まで足を運び、竹炭農法を学びました。そして「この方法でふるさとを元気にしたい」と心に決め、二本松で株式会社夢大地すみれを立ち上げたのです。
竹炭が育む、いのちの循環

竹炭にはシリカやカリウム、カルシウムなど、大地と作物を元気にする成分が豊富に含まれています。私が育てる竹炭米には、2年連続で一般米の約7~10倍のシリカが含まれていることもわかりました。
栽培はすべて農薬、化学肥料、除草剤不使用。地元で切り出した竹を炭にして粉砕し、牡蠣殻のパウダーと完熟堆肥を混ぜて田んぼに撒きます。竹酢液も葉に散布して、病害虫を自然に防ぎます。山の恵みである竹と、海の恵みである牡蠣殻――自然の循環をそのまま田んぼに生かしているのです。
田んぼに立つと、どじょうやげんごろうが戻ってきて、緑がいきいきしているのがわかります。「田んぼが喜んでいるなあ」と感じられる瞬間は、本当にうれしいものです。
原点に帰り、未来へつなぐ

米どころ会津や二本松は、水や土に恵まれた地域です。ここで昔ながらの農薬や化学肥料に頼らない農法を実践しながら、竹炭を通じて土地を蘇らせ、次世代へ元気な田んぼを引き継ぐことが、今の私の使命だと思っています。
竹炭米は、甘みと旨みが深く、食べたときに「体にしみるな」と感じられるお米です。玄米や七分づきで召し上がっていただくと、シリカなどの栄養がしっかり残ります。続けて食べていただくと、体の変化を感じてもらえるはずです。
2026年に70歳を迎えますが、まだまだエネルギーは尽きません。遠回りをしてきた人生も、すべてこのためだったと今は思えるのです。竹炭米を通じて、人も大地も元気にする――そんな農業をこれからも続け、ふるさとを盛り上げていきたいです。
竹炭米に興味を持ってくださった方へ

竹炭米は、甘味と、米本来の味わいがあります。なんとも言えないけど、こう深みがあって、「本当に体にいいなあ」という感じがするんですよ。竹には驚異的な生命力があって、人の身体に役立つ成分がたくさん含まれている。
それが竹炭や竹酢液を通して植物に入るので、健康にいいのは間違いないと思いますね。なるべく続けて食べていただくと、体の変化がわかりやすいです。おすすめしているのは、普段から玄米の方には玄米のまま、そうでない方には七分づきか五分づきです。玄米に近いほど、シリカなどの栄養素の含有量が残っていますから。
竹炭米を、こんなふうに多くの人につないでもらえているのは、今まで妥協せず「本物」を追求してきたからかなという気がしています。儲けだけを考えていたのではきっとこうはならなかったでしょう。これからも、大事なことを見失うことなく、人の心と身体に響くものを届けていきたいですね。
父の人生最後の挑戦

「 竹炭を焼いて米を作るぞ!」と父が言い出したのは今から 4 年前のこと。「人生最後の挑戦」と、竹炭と竹酢液の可能性を信じ、農薬・化学肥料・除草剤を使わない米作りをスタートしました。
試行錯誤を重ね、2023 年秋に初めて「竹炭米」が誕生。さまざまな壁をのりこえなんとか迎えた3 年目の今年、遂に皆さまにご紹介できることになりました!ぜひお試しください。
プレマルシェ・スタジオ中目黒 十二村 英里
竹炭米ができあがるまで
竹を万能材に生まれ変わらせる

各地で深刻化する放置竹林。繁殖力の強い竹が放置されると、面積が広がり日照不足で周囲の植物が枯れ、竹自体も腐敗します。
さらに、竹の根は約30cmほどしか伸びないため、竹林全体が斜面から滑り落ちる土砂災害の危険性もあります。
株式会社夢大地すみれは、そのような放置竹林の竹を炭化させ、多くのすぐれた効果を持つ天然の万能材に生まれ変わらせて活用しています。

本社所在地福島県二本松市に炭窯を設置

放置竹林から竹を切り出し、約3ヶ月ハウス内で乾燥させる

自燃式炭化装置で竹炭をつくります

一度の窯焼きで、竹400kgから竹炭100kgを生産
自燃式炭化装置

「自燃式」とは、素材自体の燃焼熱のみを利用する方式。電気や化石燃料などのエネルギーで燃やすと有害物質が発生してしまいますが、自燃式はそれがありません。
自燃式炭化装置「還炭(かんたん)くん」は、このように人体にも環境にもやさしく竹炭を生産でき、マッチ1本の種火で点火ができるすぐれものです。
火入れから約10時間~18時間で竹炭と竹酢液ができあがります。
竹炭と牡蠣殻で土壌を改良

炭は多孔質で肥料を吸着し、肥料を長持ちさせます。
さらに、牡蠣殻でカルシウムとミネラルを補給することで、農薬や化学肥料を使用していた痩せた土壌の生態系を整えています。

田おこし前に有機肥料(竹炭と牡蠣殻、有機牛糞完熟堆肥を独自ブレンド)を散布します。

竹酢液に牡蠣殻の粉末を溶かしたものを散布します。これにより、害虫予防やカルシウムとミネラルの補給ができ、稲の成長を促進させています。稲が強く育ち、倒れにくくなります。
田植え&収穫

心をこめて苗を植えます。地域の方や子どもたちといっしょに田植えをすることも。農業体験も定期的に開催していきたいと思っています。

田植え体験の様子

元気に育ちました

一部のお米は伝統的なはさがけで天日干ししています

一粒一粒がしっかりした元気なお米

冷めてもうまい!竹炭米
夢大地すみれが目指す循環型農業の図

ラインナップ
玄米


白米


七分づき米


株式会社夢大地すみれの今後のミッション

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1.オーガニック宣言都市
・二本松からの発信~子どもたちに安全な食と体験を~
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学校給食へのオーガニック食材導入を目指し、地域の農作業体験を通じて自然とふれあい、楽しく学べる機会を創出します。未来を担う子どもたちに、安心・安全な食と学びを安定的に供給できるよう、耕作面積拡大を目指します。
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2.特許取得の炭焼き装置2号機を導入
~竹炭生産の効率化と持続可能な農業の推進へ~
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化学燃料を使わず、環境にやさしく竹炭を生産できる自燃式炭化装置「還炭(かんたん)くん」の2号機を導入し、生産効率の向上と生産開発を加速させることを目指します。
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3.高齢農家からの果樹園経営移譲と
農薬不使用の果物栽培をスタート~世代をつなぎ、地域の果樹文化を未来へ~
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高齢化により継続が困難になった桃やりんごの果樹園を引き継ぎ、農薬不使用で栽培を開始。農家の知恵を受け継ぎながら、環境と健康に配慮した果物づくりを推進します。移譲元の農家さんへは売上の一部を配当し、生活支援にもつなげます。
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4.福祉×農業の連携
~全ての人に、安心して働ける農の場を~
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障がいのある方や社会復帰を目指す方々の雇用を促進。多様な背景を持つ人たちが安心して働ける環境を整え、農業を通じて生きがいと自立を支援します。
プレマスタッフがお味見してみました

玄米と白米を食べてみました。玄米はとても食べやすいなと感じました。少し玄米が苦手な長女も、これはおいしいと言って食べてくれました。
白米はふっくら&もちっとして程よい甘みがあり、すごくおいしいです。娘たちのお弁当にも使ってみましたが、「冷めてもおいしい!」と言っていました。七分づき米も食べてみたいです。
プロモーションセクション
上ヶ谷友理
玄米をいただきました。あっさりしていて、さらっと食べられるお米だと思います。クセがなく、玄米をあまり食べない方にも受け入れやすいのではないかと感じました。
すっきりしているため食事の邪魔をせず、和食との相性も良いのではないかと思います。
プロモーションセクション
西村初美


























「子どもが風邪を引きやすい……」病院や薬に頼らずできることは?


