「麻福(あさふく)」のヘンプ製品

人と地球環境にやさしいヘンプ 抗菌、消臭、吸汗、速乾、保湿、調湿に優れた素材

麻福のシリーズは、『ヘンプ』という種類の麻を利用しています。
ヘンプは、人や地球環境にやさしいエコ植物として、
オーガニック・フェアトレード・バイオマス・サプリメント・環境分野などで活用され、
ヨーロッパを中心に世界中で注目されています。

日本でも、昨今、地球環境問題に関心を持つ人々を中心に、
ヘンプ認識の輪が広がり始めています。

麻の種類には、リネン、ラミーなどいくつかありますが、
ヘンプは、その中でも最も地球環境負荷が少ないと言われており、
どの部位をとっても多様な機能性を秘めています。

製品のべんがら染めについて
麻福ヘンプ製品では、べんがら染めを利用している製品がいくつもあります。
その特徴やメリット、お取り扱い上の注意をこちらであらかじめお見知りおきください。

〔人類最古の顔料・ベンガラ〕
ベンガラは、酸化鉄から成る、赤色顔料です。世界中、どこの土からも採取できる天然で無毒の赤彩色は、日本でも昔から民家の木材保護材として、利用されてきました。
〔美しいだけじゃない、ベンガラの効用〕
木材に塗られていただけあって、その防虫効果はおスミ付き。また、自然なUVカット効果もあります。洗濯や摩擦による色落ちは防ぎきれないものの、天然染色によくある日光による退色はないので、安心して屋外に持ち出せます。

〔お取り扱いの注意〕

  • ※「ベンガラ」は天然染料のため色落ち、色移りする場合がございます。お取り扱いにご注意いただき、時間とともに変化していく「自然の色」をお楽しみください。
  • ※洗濯は必ず単品でお願いします。なるべく手洗いをおすすめします。
  • ※摩擦により色落ちする場合があります。ご注意ください。
  • ※濡れたまま放置しないでください。
  • ※アルカリ性の洗剤を使うと色落ちしてしまう為、固形石鹸や粉石けん等はご使用にならず中性洗剤で洗濯してください。

「麻福のヘンプ製品」関連ページ

日本人は古来より麻に慣れ親しんできた

日本の伝統製品には麻製品が多数

ヘンプとは

ヘンプとはアサ科の植物です。麻と言われるものにはいくつか種類がありますが、本来の麻は、こ のアサ科の麻を差します。同じ麻でも植物学上は異なります。

亜麻 苧麻 ジュート麻 マニア麻 サイザル麻 ケナフ
Hemp Flax Ramie Jute Abaca Sizal Hemp Kenaf
(ヘンプ) (フラック ス) (ラミー) (ジュート) (アバカ) (サイザル) (洋麻)
アサ科 アマ科 イラクサ科 シナノキ科 バショウ科 ヒガンバナ 科 アオイ科

紀元前8000 万年(いまからおよそ1万年前)より麻縄として利用されていた(福井県の鳥浜貝塚より出土)ように、実は、日本人は古来よりヘンプと慣れ親しんできました。七味唐辛子の麻の実(黒い粒)、横綱の化粧回し、注連縄・鈴縄などは一般の人々が知らないところで流通している代表的な伝統的製品です。

図
エシカルな素材 ヘンプ

“自然環境”と“人”に多大な恩恵を与える伝統植物「麻・ヘンプ」ですが、最近では、エシカルな素材として、良心をもった生き方を追求する人々にも注目されています。

※ エシカル消費とは
「エシカル」は倫理的、道徳的という意味の英語です。もともとは地球環境に配慮するという「エコロジー」を起点として想起されたものですが、社会や人間の問題も視野に入れ、配慮した消費行動をしようという意味合いも含まれています。環境破壊や不当な児童労働、あるいは、人権侵害などを引き起こしている企業の販売する製品は購入せず、逆に伝統的な技を次代に残そうとしていたり、職人技で作り上げたりしているような製品を積極的に購入しようという人々が増えています。

世界各国で注目されるヘンプ製品

利用部位100% 捨てるところ知らずの植物「ヘンプ」

ヘンプからできるさまざまな製品

ヘンプは、全ての部位を有効的に活用できる植物で、茎(繊維部分、木質部分)、種、葉、花穂、根といった部位を用いて様々な産業用の用途に活用できます。その数は、3 万種をも上回ると言われています。
茎の繊維部分は衣料や紙、断熱材、プラスチックの原料となり、茎の芯部分は家畜の敷料や建築材料として、また、麻の種(実)は食品や食品油、化粧品、バイオ燃料などに利用可能。まさに、枯渇性資源に依存しない再生可能な循環型社会の構築に貢献できる植物なのです。

図

ヘンプは機能性バッチリ

ヘンプ繊維の機能性(衣料用途)

ヘンプは、原料の部位それぞれに非常に優れた機能性を持っています。ここでは、衣料用途を意識して、繊維部分そのものがもつ天然の機能性を紹介します。

1.吸水性、吸汗速乾性
 ヘンプ繊維には微細な穴が無数にある(多孔構造)ため、水分をすばやく吸い上げ、拡散し、蒸発を促進します。それを毛細管現象と言います。

コットンとの比較試験(吸汗速乾性について)
【試験実施機関:漢麻産業投資控股有限公司】

麻福ヘンプソックス 速乾性テスト 水重/布重:100%速乾トレンド
実験前 5分後 10分後 15分後 30分後 1時間後 2時間後
ヘンプ靴下 100 98 96 95 90 72 40
綿靴下 100 100 99 97 96 92 78

麻福ヘンプニット製品 吸水性テスト
時間(分) 5分 10分 20分 30分
ヘンプ鹿の子 3.7 5.5 9.5 10.5
綿天竺 4.0 5.0 5.5 6.0
※鹿の子編み…表目と裏目をタテ・ヨコ交互に組み合わせて編む方法。
※天竺編み…平編みの別称で、もっとも基本的な編み組織。棒針編みではメリヤス編みとも言う。

麻福ヘンプニット製品 拡散面積テスト
時間間隔 ヘンプ鹿の子 綿天竺
経方向
(mm)
緯方向
(mm)
拡散面積
(cm2)
経方向
(mm)
緯方向
(mm)
拡散面積
(cm2)
1分 27 20 4.3 7 9 0.5
2分 32 22 5.7 15 10 1.2
2.調湿性
足・図

ヘンプ繊維には無数の微細穴があることから調湿性に優れています。調湿とは、衣料内の湿度が高いときには吸湿し、湿度が低いときには放湿して、衣料内の湿度を一定にすることを言います。
ヘンプ繊維は、自らの働きで多湿・乾燥を制御(まさに、呼吸する衣料と言える)し、その日の温度に合った適切な湿度環境を保つと言われています。この性質が衣料内の不快指数を下げ、心地よさに繋がっているのです。
たとえば、ヘンプ繊維でできた靴下を履くと、とても温かく感じられます。これは、ヘンプ繊維の微細穴に流れる空気層の働きによるものです。空気は熱伝導率が低いために外部に熱を放出しないという特徴があります。
適度な湿気を保ちながら温かさを保つヘンプソックスは、身体の冷えがちな女性にとって、強い味方と言えるでしょう。


3.抗菌・制菌性

ヘンプ糸の抗菌性基準は3.9 以上(繊維評価技術協議会のSEK マーク基準値は2.2)あり、菌の増殖を抑制します。ヘンプ繊維には天然の制菌性があり、殺菌活性値は、MRSA で1.5 以上あります(0 以下は制菌効果なし)。
繊維製品の抗菌性、制菌性の認定機関(社団法人 繊維評価技術協議会)の基準(SEK マーク)によると以下のとおりです。
抗菌性の最低基準…2.2 以上
制菌性の最低基準…0 以上


いっぽう、麻福の製品ソックスの製品検査においては、以下の数値をマークしており、かなり高レベルの性能であることがわかります。
抗菌性の最低基準…4.4 以上
制菌性の最低基準…1.3 以上


また、類似の抗菌・消臭靴下は、その多くが化学薬品による後加工のため、数回洗濯すれば、その効果がなくなってしまうことがほとんどですが、麻福のヘンプソックスは、洗濯をしても効果が低下しません。

麻福ヘンプソックスの抗菌性試験
試験菌 試 料 生菌数 静菌活性値 殺菌活性値
黄色ぶどう
球菌
洗濯10 日以
<600 4.4 以上 1.3 以上
綿標準白布(摂取直後) 1.2×10 の4乗
綿標準白布(18時間後) 1.5×10 の7乗 なし なし
MRSAヘンプ繊維(18時間後) 2.2 以上 0 以上
 
試験品名:ヘンプソックス(ヘンプ、
綿、ポリエステル)
試験方法:JIS L 1902(菌液吸収法)
試験番号:08OS32472-3、
試験実施機関:財団法人日本繊維製
品品質技術センター(QTEC)
     
4.消臭性

たとえば、ヘンプ繊維でできた靴下を履くと、とても温かく感じられます。これは、ヘンプ繊維の微細穴に流れる空気層の働きによるものです。空気は熱伝導率が低いために外部に熱を放出しないという特徴があります。
適度な湿気を保ちながら温かさを保つヘンプソックスは、身体の冷えがちな女性にとって、強い味方と言えるでしょう。
JISで定められた消臭性の最低基準は「アンモニア……70%」「酢酸……80%」「イソ吉草酸……85%」ですが、麻福のヘンプソックスの消臭結果は以下のとおりです。

麻福ヘンプ靴下の消臭性試験
項 目 減少率(%)
アンモニア 酢酸 イソ吉草酸
原品 99.4 94.4 ≧99.0
洗濯10回後 98.7 96.0 95.0
JIS標準値 70.0 80.0 85.0
 
試験品名:ヘンプソックス(ヘンプ、綿、ポリエステル)
試験方法:JIS L 0217 103法
吊干し JAFET 標準洗剤使用
試験番号:08OS32473
試験実施機関:財団法人日本繊維製品品質技術センター(QTEC)
5.強力性

ヘンプは、他の主要な繊維に比べて非常に強力です。また、湿るとさらに強くなります。

麻福ヘンプ100%生地の引張強さ試験試験
種類 たて(ウェール) よこ(コース) 備考 (参考)品質基準
引張強さ(N) 62.8N以上 62.8N以上 不完全切断 13N
 
試験品名:ヘンプ100%生地(24Nm×24Nm 54×54)
試験方法:JIS L 1096 D法
試験番号:08-OS-20187
検 査:財団法人日本繊維製品品質技術センター(QTEC)
6.UV カット性

ヘンプ100%生成り生地の紫外線遮断率は92%以上(色、生地規格によって多少のバラつきあり)。 通常の綿生地30~90%と比較して紫外線遮断効果は大きいです。

麻福ヘンプ生地の紫外線遮蔽率
試験品名
(生地規格)
生成り
(ヘンプ100%)
黒靴下地
(ヘンプ50%,綿50%)
現品 92.7% 99.7%
水洗い10回後 96.7% 100%

試験番号:08OS21992(1/1)
試験方法:自記記録 分光光度計 HITACHI UV3010 使用
測定波長域 280~400nm
*1)水洗い処理:JIS L 0217103法
吊干し10回繰返し
試験実施機関:財団法人日本繊維製品品質技術センター(QTEC)

※ここでご紹介した試験結果は、検査機関への提供試料に対するものではありますが、その数値 性能を常に保証するものありません(天然繊維につき、試験結果のバラつきが発生することがあります)。

ヘンプはとってもエコロジカル

ヘンプ栽培の特徴

ヘンプは地球環境への負荷が非常に少ない植物です。むしろ、地球環境にプラスになる働きをもった植物と言っても過言ではないでしょう。下記に具体的なヘンプ栽培の特徴をご紹介します。

 1.農薬・化学肥料が不要
1.農薬・化学肥料が不要 ヘンプは害虫に強く、栽培において、農薬・化学肥料を使用す る必要がないので、栽培の手間があまりかかりません。農薬が用いられていない畑は非常にクリーンな環境です。
 2.成長が非常に早い
2.成長が非常に早い 100~120 日で3~4m 程に成長し、採取することが可能です。雑草よりも早く成長するため除草剤を使う必要もありません。
 3.輪作が可能
3.輪作が可能 麦やトウモロコシなどの輪作体系の中で栽培することができます。モノカルチャー (大規模単一栽培)による環境負荷の増大がありません。
 4.土壌が改良される
4.土壌が改良される ヘンプは根をくまなく土壌中に張りめぐらせるため、収穫後はふかふかな土壌となります。また、少しの水分で育つため、農作物の耕作に適さない土地(不良土)でもいきいきと育ちます。日本では、昔から、痩せた土地を改良するために麻を植えてソバや野菜を植えてきました。 また、ヘンプを栽培することで、土壌中に溜まってしまった硝酸性窒素濃度(窒素を含む化学肥料、有機肥料、畜産廃棄物、生活排水などが原因)を低減させる効果もあると言われています(硝酸性窒素は、酸素欠乏を引き起こす原因となる上に発ガン性物質にもなりえます)。
 5.ほとんどあらゆる土地で栽培可能
5.ほとんどあらゆる土地で栽培可能 冷帯、温帯、熱帯に問わず、痩せた土地から肥沃な土地までどこででも栽培可能です(北極、南 極、氷雪体、ツンドラ、湿地帯は除く)。暖かい地方では、二毛作も可能です。

その他、具体的な栽培メリットとして以下を紹介いたします。

 A.CO2吸収量が多い
麻は、栽培において木材よりはるかに多くのCo2 を吸収します。例えば、チップを用いた壁材は1立方メートル毎に約110kg のCo2を閉じ込める効果があるという試算があります。 ※(有)トムクラフト 『麻壁技術ノート』による。
 B.遊休地を活用できる
麻は、栽培にあたって多くの水を必要としません。さらにいえば、「山腹地」「荒地」「塩分(アルカリ性)を含む土壌」だと良い麻が作られるとされています。特筆すべきは、これらの土壌は、通常、農作物を耕作するのに適さない土地で「不良土」と呼ばれているということです。この不良土は世界的にも問題視されており、ヘンプはその解決が可能とされています。
 C.砂漠緑化の切り札に
ヘンプは、砂漠の緑化にも貢献できます。世界的に拡がる砂漠化現象は地球の大きな課題となっています。ヘンプは、年間降水量が100~200ミリの土地でも栽培できる事例があります。ヘンプ栽培は、その土壌を改良し、緑を取り戻す可能性を持っています。
製品のべんがら染めについて
麻福ヘンプ製品では、べんがら染めを利用している製品がいくつもあります。
その特徴やメリット、お取り扱い上の注意をこちらであらかじめお見知りおきください。

〔人類最古の顔料・ベンガラ〕
ベンガラは、酸化鉄から成る、赤色顔料です。世界中、どこの土からも採取できる天然で無毒の赤彩色は、日本でも昔から民家の木材保護材として、利用されてきました。
〔美しいだけじゃない、ベンガラの効用〕
木材に塗られていただけあって、その防虫効果はおスミ付き。また、自然なUVカット効果もあります。洗濯や摩擦による色落ちは防ぎきれないものの、天然染色によくある日光による退色はないので、安心して屋外に持ち出せます。

〔お取り扱いの注意〕

  • ※「ベンガラ」は天然染料のため色落ち、色移りする場合がございます。お取り扱いにご注意いただき、時間とともに変化していく「自然の色」をお楽しみください。
  • ※洗濯は必ず単品でお願いします。なるべく手洗いをおすすめします。
  • ※摩擦により色落ちする場合があります。ご注意ください。
  • ※濡れたまま放置しないでください。
  • ※アルカリ性の洗剤を使うと色落ちしてしまう為、固形石鹸や粉石けん等はご使用にならず中性洗剤で洗濯してください。

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