ばんばの新人(※)さんが書き綴る・・・
さめてもおいしいご飯「ばんばのお米」

「ばんばのお米」がおいしいワケ。~カラダがおいしく感じるご飯~

番場隆祥さん

※当時、新人だった番場睦夫の息子さん
(番場隆祥さん)のブログです

『ばんばのお米』がおいしいワケ。
生産者の想い

『作り手の顔のわかる安心感』

『お米が作られてゆく現場の空気が伝わってくる楽しさ』

その上で、『おいしく食べられる満足感』

私自身、消費者として気になる点を、お客様にもお伝えしたいと思って、このブログを始めました。「初めてのブログ」ということで、試行錯誤してきました。

農作業が忙しくなると、記事を書くことができず、写真だけが貯まる・・・。夏休みの宿題のように山積みに・・・。

あぁ・・・・・・。

最初は、「冷めても美味しいっ!」と、特に言って頂ける、『農薬を使わないコシヒカリ』『夢ごこち』の2種類の紹介をしようと思っていたのですが、いつの間にやら、『ばんばのお米』の全種類の紹介になってしまい、

農作業もごちゃごちゃに混ざってしまい、読まれる方に、わかりにくくなってしまった・・・、と反省しております。

せっかくですので、これからも全種類の農作業の紹介をしたいと思いますが、『農薬を使わないコシヒカリ』『夢ごこち』は、特に区別して、紹介していきたいと思います。

今後ともよろしくお願い致します。

番場 隆祥

『ばんばのお米』がおいしいワケ。
夢ごこち

『夢ごこち』とは、どんなお米なのか?

なぜ、「冷めても美味しいご飯」と言われるのか?

『夢ごこち』について書かれている記事を紹介したいと思います。

出来る限りわかりやすくしたつもりですが、難しいですね。(私自身、勉強不足ですみません)

〇コシヒカリのプロトプラスト培養によるもので、アミロース含量の低いものを選抜し、固定化させた。(←正直、難しくてよくわからないですね(^‐^)♪)「コシヒカリのプロトプラスト培養によって得られた再生植物体から選抜」との表記も。(なお、難しくてわからないですね)

※「プロトプラスト」とは、細胞膜を除いた細胞のことで、特性について選抜が可能。(←専門的な言葉ばかりで、これもよくわからないですね♪)

※「アミロース」とは、かたさを決めるでんぷんのことです(含有量が少ないほど、柔らかくなります)。

※通常のうるち米に比べて「アミロースの含有量が少ない米」のことを、『低アミロース米』と言います。粘りが強く、冷めてもあまり食味が低下しないのが、特徴です。

※アミロース量の比較をしてみると、うるち米(こしひかりなど、普段食べているお米のこと)には、20%前後のアミロースが含まれていますが、低アミロース米には、10%前後しか含まれていません。もち米になると、アミロースは、0%に近いです。

もち米と比較すると、アミロース量の違いによって何が異なるのか、が、わかりやすくなったのではないか、と思います。

旧名は、「あみろ17」。

わらの丈は、コシヒカリよりやや短い。

収量はコシヒカリと同程度。

食味は粘りが強く、口当たりが柔らかいのが特徴で、コシヒカリ以上との評価もある。

栽培する時の特性としては、
  • 生育期間(種の状態から、開花・成熟・結実するまでの期間)は、短い。
  • 寒さに対しては(耐冷性については)、強い
  • 倒れることについて(耐倒伏性)は、弱い。
    (よく、ミステリーサークルのように倒れている田んぼがありますよね♪)
  • 病気(穂いもち、葉いもち)に対しては、弱い。
などがあります。

長々とここまできましたが、結局、『こしひかり』と『夢ごこち』では、どちらを選んだほうがいいのですか?

これに対しては、「好みによる」だけ回答を・・・。

粘りが好きな方は、『夢ごこち』がお勧めです。(例えば、餅が好きな人など)

逆に、粘りが嫌い、という方には、『こしひかり』がお勧めです。(例えば、餅が嫌いな人など)もう一言添えさせて頂くならば、実際に食べて、比べてみてください!に尽きます。

『ばんばのお米』がおいしいワケ。
かくれんぼ-カエルの金縛り

トラクターで、『ブロックの淵(ふち)上げ』作業をしますが、やり残した部分などがきます。

その場合、くわを使って、淵の泥を上げます。

その際に、冬眠中のカエルとの感動的な出会いがあります。

冬眠中だからか、急に動けないでいるカエルです。

目だけは、丸々と開いているから、面白い。

目は見えているから、逃げなきゃ、と思いながらも、体が動かない、逃げれない!とあせっているのかと思うと・・・、カエルも大変だなと。

↓金縛り状態のカエルです。

↓どこに、隠れているのか、分かりますか?


こんな感じで、まったりと、記事を書いていますが、発見時は、ビックリ!です。

なぜかというと、思いっきり鍬(くわ)を、突き立てます。

その土の中から出てくるので、本当にビックリです。「あ~、危なかった・・・。鍬の刃が刺さらなくて・・・」

『ばんばのお米』がおいしいワケ。
噛めば噛むほど味が出るっ!

先日、『ばんばのお米』を食べていられるお客様と話をする機会がありました。

このお客様は、発芽玄米にして、ご主人と一緒に食べられている方です。

その時の様子をご紹介したいと思います。

「噛めば噛むほど味が出て、おいしいわっ!

あなたんとこのお米を食べてから、他のお米は食べなくなったわっ!

あなたも、いつも食べてる?元気が出るわよ!」

と、逆に勧められるほど・・・。

一般に、栄養価は高いけど、食味の劣るといわれる玄米。

その玄米の状態で食べて頂いても、「おいしいっ!」と喜んで頂けることは、私たちの何よりの励みになります。
いつも有難うございます。

『ばんばのお米』がおいしいワケ。
卵はっけん!

5月20日。

卵発見っ!必死に叫ぶ親発見。

田んぼへ行き、あぜを歩いていたら、鳥の鳴き声が聞こえてくる。

「ききっーー、きききっーー」

甲高い声でやかましく絶えず泣いている。

ふと足元を見ると・・・。

↓これを発見した。

「・・・それでか」

と、必死に泣いていたのは、

「たのむから 踏んでくれるな わが子供」

の親心であることがわかった。

泣いて知らせてくれなかったら、

おそらく踏んでいただろう・・・。

↓その親。

少し離れたところから、コチラをじーっと監視している。
小さき体に、あふれんばかりの 親心。

『ばんばのお米』がおいしいワケ。
種子消毒(温湯(おんとう)消毒)

種子消毒を、温湯(おんとう)消毒でしました。

節減対象農薬などの薬は、一切使っていません。

60度のお湯で、10分間つけます。

これを、温湯(おんとう)消毒といいます。

60度のただの水道水です。

なぜ、種もみ(種子)の状態で、消毒が必要なのか?

それは、稲にも病気があるからです。

稲刈りの時期になると、籾の状態のお米に、カビのようなものが生えて、黒い粒のようになったりする病気などが、あります。

そういう病気を防ぐために、種子の状態(種もみ)の時に、消毒をします。

その消毒の方法には、温湯消毒のように、60度のお湯に、10分間つける方法もあれば、節減対象農薬などの薬を使う方法もあります。

節減対象農薬の場合は、

特別栽培米の表示に、節減対象農薬の使用状況の欄がありますが、その欄に、『種子時1回』などと表示されます。

温湯消毒の場合は、

薬は使っていませんので(ただの水道水なので)、表示されません。体にも環境にも優しく、気分的にも、安心して、安全に食べて頂くことができると思います。

↓準備はこんな感じで。

↓このように、種もみ(種子)を浸します。

蓋をして10分待ちます。10分経つと、ブザーが鳴り、取り出します。

↓そして、水ですぐに冷やします。(この作業は、非常に大事!)

ここで、熱が残らないように、全体をしっかりと冷やします。

ここで、冷まさなかったり、中途半端にすると、芽の出る種が少なくなり(種が駄目になり)、大変なことになります。

こんなでっかいタンクに入れた大量の水も、すぐにぬるくなりますので、もう一つタンクを準備しています。それが、奥のタンクです。

手前のもので、まんべんなく冷やした後、奥のタンクに入れてしっかりと冷やします。

ぬるい水も、駄目な理由は、種が、水分を吸い始めて、芽を出そうとするからです。

種から芽が出る(出芽)も、作業に早い・遅いの違いが出るので、それにあわせて、均一に出芽させるためです。

バラバラに芽が出てしまうと、これまた、大変なことになります。

あと、やってみて気づいたことですが、種モミを冷やす時に、種もみ同士をこすり合わせるようにしては、ダメかと・・・。

お湯につけられた種もみのモミが、はがれやすくなっている気がするので。

『ばんばのお米』がおいしいワケ。
ハウスの内側の工夫

ハウスの内側に、波板(なみいた)を当てます。

波板とは、なみなみになったプラスチックの薄い板のようなものです。

それを、倒れないように、釘で支えていきます。

なぜ、このようなことをするのか?

目的は、苗の長さを均一にするためです。

苗箱は、片側3列か4列ぐらいで並べていくのですが、波板を当てないと、中央の苗が高くなって、山のようになります。

そうすると、田植の時に、機械がつまめなくなったりなど、成長にも差が出てきます。

それで、苗の丈を均等にするために、波板を張ります。

これは、保温効果と、稲の競争本能(?)を利用するためです。

ハウスの内側であっても、外側だと、寒く、稲の生長も遅くなります。

そこで、波板が、保温の役割を果たしてくれます。

稲の性格(他の植物でもあることですが)で、隣にライバルがいると、負けじと、背を伸ばしてくれます。

波板の役目は、苗のライバルになってもらうことです。

こんな風に、苗の背丈を一定にします。

『ばんばのお米』がおいしいワケ。
水切りマシーン♪\(^-^ )♪

↓田んぼ中が、水浸しで、くわでやると大変な場合、こういうものを使います。

これがあると、あっという間に溝を作れます。

『溝を切る』といいます。

水切りマシーン・・・、その名も、『田面ライダー』!!(いいのか、この名前・・・)

使用方法は、簡単!

エンジンをかけ、乗るだけ。

そんなに力は、無い機械なので、座りながら歩く感じで、使用します。

溝を切りたいので、後ろに重心をかけ過ぎると、前が浮いて、進みにくくなるので、丁度いいポイントに、体重をかけます。

あとは、アクセルで、スピードの調整をするだけ。

 早くしすぎても、タイヤというか、車輪が、スリップするだけなので、前に進む程度のスピードでやっていきます。

まっすぐに進むのは、慣れないうちは、難しいです。

まっすぐに進んでいるつもりが、振り返ってみると、蛇行運転になってしまいます。

あと、くすぐったいのが苦手な方は、難しいかも・・・。

振動が、お尻にきますので、くすぐったくて、笑ってしまいます。

水きり作業とは?

田んぼの水を抜く作業です。

なぜするのか?

いくつか理由は、ありますが、土を細かくしすぎないため。

細かくなりすぎると、ぐちゃぐちゃになったり、深くなったりして、トラクターや田植え機がはまりやすくなるから。

なので、水を抜いて、土を乾かすために、水を抜きます。

↓水切りマシーン、水の流れる通路を作ります。

そして、排水口につなげます。

勢いよく流れていくと、気持ちがいいです。

『ばんばのお米』がおいしいワケ。
ケタ違いの「根っこ」

5月17日。

見てくださいっ!この根っこっ!!

↓これは、普通のハウスで育てた苗。

対して、↓「プール育苗」で育てた苗。

横から見ると、その違いにビックリします。

張り巡らされた根っこで真っ白です。

下を見ても、真っ白です。

↓箱に入っている状態でも。

箱の裏一面が、根っこで埋め尽くされています。

小学生の下校時間に毎日パトロールに来ているおじさんも、これをみてビックリされてました。

いつもお疲れ様です。

おいしいお米は、健康な苗から。

苗もこんなに頑張っているのですから、私たちも頑張っていきたいと思います。

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