国産綿を着よう!育てよう!プリスティンの国産綿復活プロジェクト
2011年の東日本大震災を機にスタートした「国産綿復活プロジェクト」から生まれた国産綿を混紡した衣類たち
日本の繊維自給率は0%ということをご存知でしょうか。
オーガニックコットンのサスティナブルな暮らしを提案する
「PRISTINE(プリスティン)」を展開する株式会社アバンティは、
2011年の東日本大震災を機に、
健康な土壌に回復させながら綿花を栽培し、纏う服をつくる
「国産綿復活プロジェクト」を立ち上げました。
日本の繊維自給率ゼロを1%に引き上げることを目指し、
2030年までに「プリスティン」の国産綿混率を2%にすること、
2050年までに国産綿と再生原料の使用率を50%にすることを目標として
全国の協力農家さんと共に、日本での綿づくりを広げています。
株式会社アバンティのものづくり

PRISTINE=清らかな状態をずっと維持し続けること。
人の肌に触れて毎日使うものは、安全で安心なものであってほしい。
株式会社アバンティは、今日を生きる私たち自身のために、そして未来の子どもたちのために考え、選び、つくることでしあわせが循環するものづくりを続けています。
国産綿復活プロジェクト

自ら種を蒔き、綿花を栽培、纏う服までをつくる
「国産綿復活プロジェクト」は、私たちが手にする一枚の製品が、気候変動を抑え、地球の未来にまで繋がっているということに向き合い、「始まりは土、そして種」という想いのもと、健康な土壌に回復させながら綿花を栽培、纏う服をつくるプロジェクトです。
1994年に茨城県の八郷町で綿づくりをはじめ、2011年の東日本大震災を機に、福島を中心に本格的に綿花栽培を開始しました。日本の繊維自給率ゼロを1%にすることを目標に全国の農家の皆さんと共に日本国内での綿花栽培に取り組んでいます。
ミッション1:国内の繊維自給率を上げる
2030年までに、本プロジェクトにて生まれた綿をプリスティンの製品に2%(2トンの収穫量)入れ込むことを目標としています。2020年の収穫実績と比較をすると、作付け面積で6倍強、収穫量では25倍の目標になります。
- 2020年の収穫実績
- 作付け面積:20反
収穫量(種なし):80kg
収穫量(種あり):240kg

- 2030年の収穫実績目標
- 作付け面積:125反
収穫量(種なし):2000kg
収穫量(種あり):6000kg
ミッション2:衣服(暮らし)と大地のつながりを知る
「はじまりは土、そして種。」自分たちが着ているものは、畑から育っているという過程を、本プロジェクトを通じ、伝えていきます。
2012年、綿花の本格栽培を開始以来、本プロジェクトでは毎年茶綿の種のみを蒔いてきました。そして2021年4月からは新たな試みとして、白い綿の種を含む4種の種を蒔いています。
品種 | 色 | 繊維長 | 産地 | |
---|---|---|---|---|
和綿 | 茶綿 | 茶 | 15.2mm | 現地栽培 |
信州綿 | 白 | 22.8mm | 長野県 | |
伯州綿 | 白 | 17.4mm | 静岡県 | |
洋綿 | アップランド綿 | 白 | 22.8mm | 兵庫県 |
綿づくりを通したカーボンニュートラル

国産綿復活プロジェクトの中で、国内での綿畑で2022年より炭素の吸収量を測る実証実験をスタートしています。
綿畑が日本中に広がることで二酸化炭素を吸収し、綿畑のカーボンクレジット化、そして2026年、自社のカーボンインセットを目指しています。
※一般社団法人「ナチュラルキャピタルクレジットコンソーシアム(略称:NCCC)」による測定・評価、クレジット化
ミッション3:自社ブランド「プリスティン」として体現する

国産綿を10%混紡したTシャツ
2021年4月より、「国産綿復活プロジェクト」は新たなステージに移行しました。
これまでのプリスティンの製品は、原綿を輸入し、紡績から国内で生産していましたが、新たな試みとして、本プロジェクトにより生まれた糸や生地を使用した製品の販売を開始いたします。