地の塩社のよもぎせっけんほか全品掲載

「環境にやさしいものづくり」「九州の片田舎にいるからこそできるものづくり」にこだわる地の塩社

「地の塩社のよもぎせっけん」
の販売は終了致しました。
ご愛顧ありがとうございました。

従来品よりも稀少価値の高いローレルオイルの配合率を上げた、
香り高く、洗浄力も優れた使い心地のよいオリーブ石けんです。
こちらもおすすめいたします!

自然のままに自生する植物の生命力・・・

あふれんばかりの豊かなエネルギーを
ひとつひとつの石けんに詰め込みました。

よもぎせっけんシリーズ

創業以来、受け継がれた伝統と技術が結集する『よもぎせっけん』。
たくさんのお客様に支持され、愛され続ける、『地の塩社』の逸品です。

自社園で自然のまま栽培したよもぎに、阿蘇で採れるよもぎの若葉を加え、
熟練した職人の手で繰り返し練り直されることで、保湿成分であるヨモギエキスの
自然で神秘的な力が引き出されて、泡立ち豊かな石けんに仕上がります。

潤いを保ちながらやさしく洗いあげる、それが地の塩社自慢の石けんです。

地の塩社の原点『よもぎせっけん』

1本のよもぎが、地の塩社の原点でした

よもぎせっけん
『よもぎせっけん』の誕生
「小さな小さな野草にも思いがけない力が秘められている。例えば1本のよもぎでも・・・」

米を作り野菜を育て、漁をして狩りをする。病気になれば薬草を使い、衣類なども植物を使って染める。遠い昔、私達の祖先が自給自足で生活していたころの様子です。
「便利」であることを追求し続けたいまの時代は、「自然」をどんどん失っています。子供の頃に道端で見かけた草花、田んぼのおたまじゃくしやカエルも、簡単には見つけられなくなりました。

「だからこそ、原点に立ち返ろう」「大自然の恵みに感謝しながら、その恩恵を生かしていこう」
それが、地の塩社がよもぎせっけんを作り始めた理由です。健康な土から生まれる健康なよもぎ。その神秘的ですばらしい力を最大限に引きだす独自の製法で、地の塩社は「自然への感謝」を形にし続けています。

よもぎせっけん
『よもぎせっけん』の特徴

保湿成分であるヨモギエキスの特長を活かし、クリーミーで豊かな泡立ちに仕上がりました。
うるおいを保ちながらお肌をやさしく洗いあげる石けんは、発売当初から変わらぬ製法で、ひとつひとつ丁寧に作りあげられ、赤ちゃんからお年寄りまでたくさんの方々に愛され続けています。

よもぎ

ひとくちメモ
よもぎは、野山に自生するキク科の多年草で、葉は羽状に裂け、裏面に白い綿毛があり、若葉は草餅などの食用、また葉裏の綿毛はもぐさとして用いられ、古くから幅広く利用されてきました。特有の味と香りは、よもぎの持っているタンニンと精油の成分がもたらすもので、よもぎ餅などのお菓子の味・香り付けなどに利用されています。

 

地の塩社が選ばれる理由

地の塩社が選ばれる理由

天然素材にこだわりながら、様々なライフスタイルに対応
豊富なラインナップ

地の塩社の製品の多くは、私たち人間の肌に直接触れたり、使用後に排水口を通じて自然界へ排出されます。
だからこそ、地の塩社は、自然にやさしい天然素材にこだわっています。

「 カラダに自然の優しさを、そして環境にも優しさを・・・」。 それが地の塩社のこだわりです。
その一方で、それぞれのライフスタイルに合わせてお選びいただける豊富なラインナップが、地の塩社の特徴でもあります。
固形石けん、スキンケアアイテム、液体石けん・シャンプー、粉体石けん等々・・・。カラダに使用するものから、生活の中で使用するものまで、毎日安心してお使いいただけるものを幅広く取りそろえています。


長年の実績と経験
自然と人とのことを考えた商品開発

皆様に支えられて35年。
「皆様の暮らしのお役に立てれば…」この想いで、長年研究を重ね、自信を持ってお使いいただける製品を作り続けてきた地の塩社は、製造過程でも環境に与える影響を最小限に留める工夫を重ねながら、これからも研究を続け、多くの方々にご満足いただける製品を作り続けていきます。

『地の塩社』という社名の由来

『地の塩社』という社名は、新約聖書の一節「あなたがたは地の塩である」という言葉から引用しています。

「塩は人々の生活に欠かせないもので、目に見えないところで人々の生活に役立っている。そういう生き方を目指したい」そんな創業者の想いが、この社名に込められているのです。
創業者の想いは現在に引き継がれ、「生活に密着した」、「目立たないが役に立つ」、そんな商品の研究・開発が行われています。

 

自然の中での石けん、化粧品ができた訳

自然に自生する生命力にあふれた植物を原料にできないか
生命力あふれる製品ができないか・・・・という問いから始まった石けん作り

地の塩社の本社は、熊本県山鹿市にあります。現在のように、インターネットや携帯電話など、情報の伝達手段が発達していなかった創業当時、同等のメーカーは、都市部に本社を構えているところがほとんどでしたから、非常に異例の創業と言えるでしょう。

創業者はある日、会社の近くの自然豊かな散歩道を愛犬と一緒に歩いていたとき、道ばたの雑草を犬が食べる姿を見て、あることに気づきました。
周囲には、いろいろな雑草が生えていて、中には薬草として有名な草や、昔はよく摘んで帰って食卓に出ていたもの、はたまた木の芽など、今では忘れられたものがあたり一面に茂っていたのです。

「環境にやさしいものづくり」という創業当時からの理念を振り返りながら、「これからは、自然に自生する生命力にあふれた植物を原料にできないか」という考えにたどり着いた瞬間でした。

製品づくりに必要な人材が集まりにくい場所でありながらも、片田舎にいるからこそできるものづくりを。その創業者の信念が、「よもぎせっけん」や「へちま化粧水」など、数々の製品を生み出していくこととなりました。

自然由来の原料は、採れる季節が決まっています。基本的に年一回ですので、常に二年分の在庫を持たなければいけません。ある製品がいきなりヒットして売れすぎてしまうと、原料が欠品して、ご愛顧くださる方々にご迷惑をお掛けすることになってしまいます。
自然が相手であることによる負担は相当なものですが、だからこそ、この九州にある地の利を最大限に活かし、これからも、独自の視点と伝統を大切に守りつつ、決して色あせない環境にやさしい製品づくりを続けています。

 

自然と人を考えた商品開発と、厳しい品質管理
厳しい品質管理

メーカーであるからには、使い手のニーズにあった製品作りが基本です。
しかしながら、地球規模で環境問題が顕在化する現在において、皆さまのご要望にしっかりと耳を傾けながらも、その限界も踏まえつつ、自然のことも人のことも考えた製品開発をしていくことが、真のメーカーの姿であると地の塩社は考えています。

また、カラダに直接触れる製品は、安全・安心な商品でなければなりません。「すべては皆さまのため、そして地球環境のために」をモットーとして、地の塩社では、厳しい品質管理のための専門部署で、徹底した品質の管理を行い、しかも製造過程ででる排水も安全に濾過した上で廃棄しています。

 

地の塩社ストーリー

創業者・田口知徳氏による講演の様子(1982年)

創業者・田口知徳氏

石けん製造釜

石けん製造釜

旧蒲生本社工場(現在の開発部)(1986年5月16日)

旧蒲生本社工場(現在の開発部)
(1986年5月16日)

1975年、創業者の田口知徳氏がまず手がけたのが、粉せっけんづくり。地の塩社の現在につながるすべての原点です。
前職の退職金以外は、資金無し、販路無し、経験無しと、ナイナイづくしの状況のなかで、仕入先から調達した粉せっけんを貸し倉庫で詰め替えて出荷するという形態からのスタートでした。

その後、液体せっけんを作る200リットルの釜が手に入り、借りた土地に小さな倉庫兼工場を建てて、小規模ながらも、台所用液体せっけんと石けんシャンプーの自社製造を開始。釜での製造以外はすべて手作業でしたが、「防腐剤も酸化防腐剤も含まない、いわゆる無添加の液体せっけんは、紅茶色で美しいできばえでした」と、田口氏は振り返ります。

ところが、完成した液体せっけんは、日を追うごとに酸化して、赤みと石けん臭を伴うようになりました。透明容器であるが故、紫外線の影響も考えられます。試行錯誤の末に原料をよりよいものに変更して不純物を少なくし、また、遮光性の高い容器を採用し、ph値を再調整して酸化を防ぐことにしました。

努力と研鑽の甲斐あって品質は安定してきたものの、倉庫兼工場を建てて2年が経っても経営は軌道に乗らず、原料の仕入れ業者からは取引の中止を告げられ、さらに工場地の所有者からは立ち退きを求められてしまいました。

1980年、それほど離れていない場所に貸し倉庫が見つかり、県外ではありましたが原料を供給してくれる会社も見つかりました。石けん製造を辞めるという工場を借り受けた田口氏は、その地に出向いて石けん作りのノウハウをさらに蓄積していきました。
作った石けん素地を山鹿市にある倉庫まで運んで乾燥させた後、中古で購入した小さな粉砕機で粉砕。こうして粉せっけんの出荷をし始めた頃、地元生協の前身となる取引先とのご縁もできました。

借りていた工場は閉鎖間際だったため、自社で機械を購入することと工場の移転は急務でした。資金的には苦しい状況が続いていましたが、幸運なことに、生協による石けん運動のおかげで製品は動き始めていました。決断をした田口氏は、なけなしの資金を工面して、田んぼのど真ん中の土地を購入。いよいよ自社工場の建設が始まったのです。

連続鹸化方式をもくろんだオリジナル設計は残念ながら失敗に終わり、釜炊きの鹸化法による石けん作りに戻りました。石けんを乾燥させる機械もなかったため、手作業で乾燥させました。梅雨時期は石けんが乾燥しないなど、苦労は続いていましたが、石けん運動が盛んになるにつれて、応援してくださる方々も増え続け、売り上げは徐々に伸びていきました。

山鹿市には、不動岩という大きな岩があります。その麓にあるみかん農家の土地を購入したのは1986年のことです。化粧品の研究施設、事務所、液体石けんと化粧品の製造スペースをもった建物を建て、いよいよ株式会社を設立。商号を「地の塩社」としました。

 

地の塩社の取り組み

ゴミ清掃活動の様子

ゴミ清掃活動の様子

1970年代の高度経済成長期、世の中の発展と合わせて公害も増えていた時代に、「公害にならないものを作りたい」そんな想いで、せっけん洗剤作りを始め、家庭から排出される廃食油を粉石けんへリサイクルする運動からスタートした会社が地の塩社です。

創業当時から試行錯誤の中で培われてきたものは、「売れるものを売る」ではなく、「本当に大切なものを育てながら売る」という信念であり、その想いは創業以来ずっとかわることはありません。

地の塩社では、企業としての環境活動の一環として、
「株式会社地の塩社の事業活動に関連する製造または、営業活動により、地球環境に及ぼす影響を認識し環境方針を定め、環境経営活動を推進し、会社理念との一致及び地球環境と共生できる企業を目指します」
という環境理念のもと、「エコアクション21」に取り組んでいます。

節電やエコドライブなどによるCO2削減はもちろんのこと、廃棄物の100%リサイクル化、原料廃棄などの削減、節水、事務用品のグリーン購入、また製品開発においては、省エネルギー、省資源設計などに取り組んでいます。会社周辺の清掃活動も定期的に行っており、実際に自分たちで道路周辺のゴミを拾いながら歩くことで、驚く程のゴミが捨てられている実情に常に目を向けています。

 

社長ご挨拶

株式会社地の塩社 代表取締役 田口 淳

株式会社地の塩社
代表取締役 田口 淳

仕事を通して、世の中の役に立つこと。
自然保護に根ざした会社の運営、
それは、人々の心を豊かにして、次の世代まで地球を守る鍵になる。
そのさきがけとなる企業を目指そう。

今、普通にどこでも見たり聞いたりできる「エコ」という言葉。ほんの20年前までは、とても、マイナーでした。今、「エコ」を意識していない企業を探す方が難しいでしょう。
それでも、増え続けるゴミ・CO2・といった環境汚染。世界中には、飢えた人々がいるのに、賞味期限が過ぎたら人の口に入らない食料。
清潔と、健康、安全の裏側には私たちがもっと考えなければならないことがたくさん潜んでいるような気がしてなりません。

もちろん、現状の社会を否定するつもりはありません。
現状に満足せずに、否定もせずに、地球の恵みを肌で感じながら、協調して進歩していくことが大切です。
昔の人たちは、「もったいない」という意識から、自然に「エコ活動」をしていました。そこを原点にした企業としての活動を目指します。

矛盾しているようですが、それが、これからの企業の姿だと確信します。


 

地の塩社製品ができるまで

製品ができるまで

「製品の安全性と品質を維持すること」は、常に地の塩社における最優先事項です。品質はスタッフ全員の総和であると考え、すべてのスタッフが自社製品の品質に責任をもって、常に安全な製品をお客様にご提供しています。

地の塩社における、「固形石けん」「液体石けん」「基礎化粧品」などの製造工程を、皆さまにご紹介します。

固形石けん

よもぎ石けん 地の塩社の固形石けんは、キメ細かい泡立ちが特徴です。天然油脂由来の石けんをベースにした機械練り製法で、一つ一つ丁寧に作られています。

販売終了

基礎化粧品

しその葉化粧水 スキンケアの製造には、厳しい衛生管理と工程管理が欠かせません。厳密な管理を行うことで、皆さまに安心してお使いいただける安全性や高い品質を維持しています。

販売終了

液体石けん

炭シャンプー 地の塩社の液体石けんは、天然油脂由来の厳選した脂肪酸が原料です。独自の処方技術により、肌にやさしいのはもちろんのこと、透明度が高くて美しい仕上がりが特徴です。

販売終了

洗浄剤

アルカリウォッシュ 地の塩社は、人と自然にやさしい洗浄剤シリーズも手がけています。 カラダや環境のことも考えながら、自然の素材を上手に使って、家事を楽しむエコスタイルにお勧めの洗浄剤です。

洗浄剤のラインナップはこちら>>

 

へちま生産者のご紹介

雄大な土地で、農薬・科学肥料を一切使わず太陽の光を浴びたへちまから、一滴一滴を大切に抽出されたへちま水
新興社 代表 飯星新助さん

新興社 代表 飯星新助さん

水粧物語 へちま水のミスト

水粧物語 へちま水のミスト

地の塩社は皆様のお影をもちまして、2010年に創業35年を迎えることができました。

35年という歴史の中で、命の水として多くの製品に配合してきた『へちま水』。
この命の水を18年もの間採水していただいているのが、熊本県山都町(旧清和村)でへちま館を営んでおられる新興社(代表 飯星新助さん)さんです。

山都町(旧清和村)は、名前からも伝わりますように、沢山の自然に恵まれ心まで和ませてくれる、清らかな場所です。
12年間の経験と実績を基礎にして、2004年4月新たな発展を目指して新興社を発足され、現在8組の夫婦(16名)で運営されています。

当初は、2組の夫婦と地の塩社で、パイプハウスの骨組みを使った棚這方式でヘチマの栽培を行いましたが、せいぜい採水できる量は2~3トンでした。
しかし、2年目にして台風の大打撃を受け壊滅状態まで追い込まれましたが、ヘチマ栽培への熱い思いが、地這方式での栽培技術と独自の採水方法の確立へと繋がっていき、現在では20~30トンのヘチマ水を収穫できるまでになりました。

飯星さんのお話の中で、他の地域でもへちまの栽培を試みたそうですが、山都町(旧清和村)の気候が一番適していたと言われました。
その理由は、ここを訪れればわかります。
この雄大な土地で、農薬・科学肥料を一切使わず太陽の光をたっぷり浴びたへちまから、一滴一滴を大切に抽出されたへちま水は、地の塩社の命の水として製品に生まれ変わっていく。私たちは製品をつくるだけでなく、原料が出来るまでの過程を知ったことで、もっともっと商品を好きになり、自信をもって販売することができると確信しました。

「ここまでの道のりには色んな困難や苦労がありましたが、まだまだヘチマは奥が深い。毎日毎日が勉強の日々です」と、飯星さんはヘチマへの熱意を強く語って下さいました。

新興社発足と同時に、飯星代表の出資でヘチマ館をオープンされました。
ヘチマ館はもともと、ヘチマ水の検査や出荷の作業場として建てられましたが、沢山の人達に興味をもってもらい、ヘチマのすばらしさを広めたいと、ヘチマ水を原料とした化粧品・ヘチマの加工品などを販売されています。

ここだけの話ですけど、天気の良い日はヘチマ館の窓から、雄大な阿蘇の外輪山が見えますよ!是非いらしてみては!

 

地の塩社取材レポート

自然の中から生まれる石けん

地の塩社に到着!

地の塩社に到着!

今回訪れたのは、(株)地の塩社。自然の原料を大切にした石けんや化粧品の製造・販売を行っています。
訪問前に場所を調べたときから、山奥だなあとは思っていたのですが、本当に文字通り「自然の中」にある会社でした。最寄り駅からして、昔懐かしい感を醸し出しています。そこからさらに車で山の方へ山の方へ・・・・・・看板も立っていましたが、いろいろな野生動物たちと遭遇することもあるそうです。
そしてやっと到着しました地の塩社。やはり広がる自然豊かな風景。首都圏のビジネスマンからしたら別の国のようです。まずはスタッフの方々からあれやこれやと興味深いお話をお聞きすることができました。


地の塩社の在り方

なるほど~なお話中

なるほど~なお話中

地の塩社は、もとは洗濯用の粉石けんからはじまった会社。現在は固形石けんや化粧品などが主流で商品の幅は広がっていますが、会社の第一歩となった製品として、粉石けんは今でも大切に扱われています。地の塩社の前身ができた頃は、ちょうど日本で公害が問題になっていた時期でもあり、特に環境に良いものを作りたいとの想いから、会社が誕生したそうです。今でこそ環境をキーワードとした製品は当たり前のものとなっていますが、そういったものがまったく顧みられなかった時期からぶれない製品を作り続けている、そんな一貫性を感じます。
自然の原料にこだわる中でも、特にこだわりがあるのが「へちま」と「よもぎ」。良質の植物が育つには良質の環境が必要です。そういう意味でも地の塩社のある熊本は、自然豊かな土地や水に恵まれた、良質の環境といえます。もちろん原料となる植物の育ち方もとても重要です。誰でも良いというわけではなく、自然に反しない栽培を行っている農家さんから原料を入手し、品質を守っています。製品にするときも、余計なものを入れないよう意識されています。化粧品にもブームがあり、この成分が良い、あの成分が良いなど、流行廃りが入れ替わっていきますが、そういった流れには乗らず、成分ありきで製品を作るのではない、それが地の塩社の姿勢です。
余計なものを入れないため、色抜けなど、一般的に売られている製品と違った問題が起こることもありますが、それでも少しずつ理解が広まり、無理に売り込むことなく口コミで輪が広がってきたそうで、そういうことが嬉しく励みになるとのこと。石けんの良さを少しでも知ってもらおうと勉強会で話をしたり、石けんそのものも根本は変えませんが、少しずつ改良を加えたり、そんな努力も裏にあります。


工場内へ

石鹸の素です

石鹸の素です

真剣!

真剣!

さてひとしきりお話をお聞きした後は、もちろん工場へ。この日は石けん作りをメインに見せていただきました。
石けんを作るには、まずチップ状の石けん素地とよもぎエキスなどの素材を混ぜ合わせ、練り込みます。一度、二度、素地をしっかり混ぜ合わせ練り込んだら、圧力と熱をかけて押し出します。この段階の素地がなかなかおもしろく、一見石けんには見えません。巨大な飴のような・・・・・・?工場訪問の醍醐味はこんなびっくりでもあります。
ここから整形、乾燥、包装と作業が続きます。基本は機械による作業ですが、製品の検査や、細かい作業が必要となる包装などでは、人の手が入ります。機械と機械の間を人がつなぐことによって、さまざまな要望に応えることができるそうです。石けんの他に化粧品などの製造過程も少し見ることができたのですが、化粧品は衛生面で石けんよりもさらに注意が必要となるそうで、製造工程も製品チェックもかなり厳重に行われているようでした。
工場で働く人も含めると、スタッフさんの数は結構なものとなりますが、どのスタッフさんも割り当てられた作業をただ行うというのではなく、製品に対する想いから理解して作業を行うようにしているそうです。そうでないと、結局は作業が目的を違えた、本筋から外れたものとなってしまいます。理念だけでなく現場から、嘘や誤魔化しのない製品作りが行われているのだなあと感じました。


石けん使いのコツ

最後に、石けん使いのコツを教えていただいたので、ご紹介します。
石けんを使うときは、ケチらず、きちんと泡を立てること、すばやくすすぐことが大切だそうです。油汚れに関しては、先にお湯にさらすと良いのだとか。お湯を混ぜながら使っても汚れ落ちに貢献します。
洗濯の場合は、はじめにサボらずよく溶かすことで、溶け残りを防ぎます。水のマグネシウムやカルシウム、あるいは汗のミネラルで石けんの働きが鈍ることもあるそうですが、何度か使ううちにコツがつかめてくるはずです。そうすれば石けんで洗うことがずっと楽しくってきます。はじめはちょっと面倒だと思っても、続けることが肝心です。
シャンプーに使ったりする場合は、はじめは髪がきしむ場合もあるそうですが、これも続けることで髪質が良くなるのと、使い方が上手くなるのとで、きしみも気にならなくなっていくことがほとんどだそうです。
とにかくまずは一度試してみること、そして石けんと仲良くなること、もとは良質なものですから、気長にお付き合いいただければ幸いです。

経営企画室 河村郁恵

恒例の記念撮影

恒例の記念撮影

●お客様へ重要なお知らせ
食料品や衛生品のまとめ買いや、催告のないテレビ放映などで、突然数千件の注文が押し寄せることもあります。弊社で販売する品の大半は、丁寧に心を込めて目と手で作られた希少性の高い作品です。そのため、「在庫あり」表示や「受注承認メール」配信後に入手不可能であることが判明する場合があります。この場合、ご用意できない品は弊社の判断にてキャンセル扱いとさせていただき、在庫が確保した品のみを可能なかぎり早くお送りしますので、ご理解をどうぞよろしくお願いいたします。