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長堂嘉郎(ながどうよしろう)
EM事業部 糸満農場チームリーダー
琉球大学農学部卒業。大学時代から研究課題としてパパイヤに取リ組んできた、パパイヤづくりの達人です。
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糸満農場
沖縄本島の南の端。糸満市の海辺に、熱帯植資源植物研究所の農場はあります。12,000坪の敷地で、青パパイヤ、梨、レンブ、アセロラ、島バナナといった果実たちがすくすくと育っています。この農場には、ふたつの役割があります。
ひとつは、生産農場としての役割。
熱帯植資源植物研究所では、ここでみずから作物を育て、それを素材にして食品づくりを行います。「萬寿のしずく」の原料となる青パパイヤも、すべてここで栽培しています。大事にしているのは、無農薬であること。農薬のかわりに、最初から最後までじっくりと、人の手をかけるのです。化学肥料をいっさい使わない、完全有機栽培でもあります。
EMの力を借りることで、作物がいきいきと育つ土壌環境をととのえられるからです。人間のからだにとって安心な食品をつくるためには、素材を育てる段階から、こうした手間や時間がなによりも大切なのです。
そしてもうひとつ、実験農場としての役割があります。
人の健康に役立つ作物について、またそれらを育てるのにふさわしい方法について、日々ここで研究しています。農業には、まだまだできることがあると思うのです。資源植物・農業技術・食文化のあたらしい可能性を発見し、提案していくための場所でありたい。沖縄では無理だと考えられていた梨の栽培に成功したことは、ひとつのたしかな成果と言えるでしょう。
農場の一日
糸満農場の一日は、畑の見回りからはじまります。害虫はついていないか、病気は発生していないか。少しの変化も見逃さないように、一本一本丁寧にパパイヤの木を確認し、昨日と変わらない元気な姿に、ほっと胸をなでおろします。
午前中は、パパイヤの日光浴の時間。太陽の光をいっぱいに浴びながら成長するパパイヤを見守ります。
「萬寿のしずく」に最適な青パパイヤの収穫期は、黄色く熟しはじめる少し前。小さすぎず、大きすぎず、手で重みを確認しながら、中間くらいの大きさを選んで、一つ一つ手でもいで収穫します。
太陽が昇り、温度が上がりはじめたら、地下ダムから汲み上げたミネラル分が豊富な水をかけます。ただし作物は土から栄養を吸い込むため、多すぎてもいけません。天気や温度、そしてパパイヤの状態を見ながら水の量を調節します。
ときにはEMボカシを根元にまいたり、光合成を促すためにEM活性液を一本一本に手でスプレーしたり、パパイヤを元気づけます。暑い日も、台風のときも、休むことのない農場の日々。そのご褒美として、収穫という喜びを与えてくれるのです。