タイムドメインlight/mini/Yoshii9
取材レポート

世界の音楽家をうならせた音!音源からの音を100パーセント引き出すスピーカー

この世界はすべて
波動(振動)でできています。

その音の波動が望んで
この世に生まれ出た、
“ありえなかった”感動までを
再現するスピーカー

タイムドメイン理論による
製品の特長

  • 音が信じられないほどリアル。
  • まるで実在している様に聞こえる。
  • 音場感が豊か。雰囲気まで伝わる。
  • 音離れが良い。スピーカーが鳴っているように思えない。
  • 空間から音が出る。
  • 距離が離れても音は崩れない。
  • 離れても音量は余り変わらず遠くまで届く。
  • 音量を下げても音は崩れずはっきり聞こえる。
  • 騒音の中でも聞き取れる。
  • オーケストラのいろいろな楽器が聞き取れる。
  • ピアノ、弦楽器、打楽器などの自然楽器の音がリアルで表情豊か。
  • ジャズやクラッシックの古いレコードがリアルに再現できる
  • 会話がはっきり聞き取れる。
  • 英語の発音がはっきり聞き取れる。
  • 自然な音。いくら聴いても疲れない。
  • 古い録音や、LP、TVの音もリアルに忠実度高く驚く。

高山サイエンスプラザ

高山サイエンスプラザ
2004年2月15日(晴れ) プレマ山下と、取材ライター・中村が奈良県生駒市高山サイエンスプラザを訪問しました。いざ、3Fのタイムドメイン社へ!

ここがタイムドメイン社の試聴室兼社長室です。

ここがタイムドメイン社の試聴室兼社長室です。

「とりあえず、聞いてみましょう」と、オペラのCDをかける由井社長。

「とりあえず、聞いてみましょう」と、オペラのCDをかける由井社長。

この写真では平然としているように見える山下さんですが、じつは、とっても驚いています。

この写真では平然としているように見える山下さんですが、じつは、とっても驚いています。

「これ、どこから鳴ってるんですか?」
そうなのです。
僕(中村)は、てっきり奥のスピーカーから
鳴っていると思って
スイッチの入っていないそれに
耳をあてに行きました(笑)。
とにかく!!
部屋全体から、というか部屋のあちこちから音が聞こえてくるのです。

秘密は、これ!この小さな物体‥‥。

秘密は、これ!この小さな物体‥‥。
くわしくは↓を。

大切な人へのプレゼントに、自分へのご褒美にタイムドメインmini

聴き古したCDを聞き直してみませんか?

アンプ内蔵なので、テレビ、ラジオ、パソコン等につなぐだけでOK!旅のお供にも楽々のサイズと重量。 いままでオーディオに興味がなかった、音楽とはあまり縁のなかった人から口コミならぬ音コミがで広がっている製品です。

聴き古したCDを聞き直してみませんか?
タイムドメインmini

タイムドメイン理論の完成型「Yoshii9」

もう一度、確認!タイムドメイン理論

タイムドメイン型スピーカーの概念図

音楽の感動を伝えるには、またアーティスト(音楽家)の心まで伝えるには何が必要でしょうか。それには何も加えず、欠落させずに、音源からの音を100%引き出し、ありのままに伝えることが必要であると考えました。
音楽家が選んだ楽器の音色、長年努力して得た演奏。これらの全てを再生しなければならないと考えました。
従来、媒体にはそこまでの音は入っていないと思われていましたし、むしろオーディオ的な快さを求める傾向もありました。そのような中で新たな研究を始め、音、音楽の忠実度再生のために理論の見直しから始めました。 
その結果たどり着いたのがタイムドメイン理論です。

従来のフレケンシードメイン(=周波数領域ドメイン)の考えでは周波数成分を忠実に再生しようとするのに対し、タイムドメインの考えでは音の形を正しく再生することを主眼においています。

和室にもなじむハイセンス!

和室にもなじむハイセンス!

会議室でもGOOD!

会議室でもGOOD!

リビングがコンサートホールに!

リビングがコンサートホールに!

「時間だった!」タイムドメイン理論とスピーカー誕生秘話

きっかけは二枚のレコードから

タイムドメイン社長 由井啓之

タイムドメイン社長
由井啓之
昭和11年奈良県生まれ。当時の電電公社、音響メーカーを経て、平成9年に(株)タイムドメインを設立。

由井社長は、タイムドメイン社を設立される以前は、音響メーカーでマネージャー職をなさっていたのですが、直接、オーディオづくりに携わっていたわけではありませんでした。
スピーカーづくりに取り組むようになったきっかけは、二十数年前のある日、血を吐いて倒れてから長期の入院生活を送っていたときのこと‥‥。毎日毎日ただ聴き続けていた音楽がありました。

トランペッター・ケニー・ドーハムの『クワイエット・ケニー』とヴィバルディの『忠実なる羊飼い』‥‥。

病室で、音楽という音の感動によって癒され救われるという決定的な体験をします。その後も、本場のヨーロッパのコンサートホールで生のクラシック音楽に触れるなどして、「音」への思いがつのっていきました。

由井

「それが、いざ退院しても、会社には私のデスクがなくなっていましたね。それで、一人ではじめたのが、スピーカーをつくることでした。音の感動を忠実に再現するために」
予算がまったくない状態、しかも、たった一人で四年間も研究を続けることになりました。

開発物語がマンガになったことも!

タイムドメイン開発物語
開発物語がマンガになったことも!

ジョセフ・レオントロフィーのグランプリなど、世界のオーデオコンクールで数々の賞を受賞した「GS-1」

ジョセフ・レオントロフィーのグランプリなど、世界のオーデオコンクールで数々の賞を受賞した「GS-1」

「時間だった!」タイムドメイン理論の発見

そもそも、オーディオの理論は、不偏のものと思われていました。ベラネックの「Acoustics」から50数年、オルゾンの著作「Mucis,Physics and Engineering」から40年近く、電気音響再生の基本は、変わっていないのです。しかし、その当たり前を、由井社長は疑ったのです。

由井

「改めて勉強しなおすと、いままでオーディオの理論は不十分ではないか、と思い始めたんです」

そして、基本であった「音の周波数」という概念と、あっさり決別。

由井

「そもそも、音というのは、振動して空気の圧力が変化したものですから、それを電圧に変換してスピーカーでだせばいい。ただ、それでいいのではないかと」

まさに、コロンブスの卵です。

由井

「周波数というのは簡単に計れますので、いままでの技術者は、それだけ考えてスピーカーをつくってきて、聴く側もスピーカーとはこんなものだと、思い込んできたのではないかと」

たった一人でゼロから始めたからこそ気付いた、音の再現理論の核心でした。

音は、本来、時間とともに刻々と変化する空気の圧力が耳に届くものです。それをそっくりそのまま再生する、というのがタイムドメインの理論です。こうして新しい視点を得ると、今までおかしかったことがどんどん明らかになってきたのでした。そもそも、従来の箱型スピーカーでは、音の乱反射が起こって音がにごっていたのです。

1984年、由井氏と新しく入った研究スタッフとともに「GS-1」を誕生させます。これは由井社長が生まれて初めてつくったスピーカーでした。
この「GS-1」は世界で権威のある賞を受賞し、タイムドメイン理論が正しかったことを見事に証明したのでした(「GS-1」はいまでもマニアが絶賛する名機といわれています)。
ただ、「GS-1」の価格はセットで200万円、一般人が購入できるものではありませんでした。

こちらが試作1号機。茶こしやプラスティックキューブなどさまざまな素材を試したとのこと。これでも驚くほど良い音がでます。

こちらが試作1号機。茶こしやプラスティックキューブなどさまざまな素材を試したとのこと。これでも驚くほど良い音がでます。

Yoshii9に付属するアンプ

Yoshii9に付属するアンプ

パソコンのDVDで映画『ボディガード』を鑑賞。銃声が遠くから聞こえてくるリアル感、なんともいえません。

パソコンのDVDで映画『ボディガード』を鑑賞。銃声が遠くから聞こえてくるリアル感、なんともいえません。

ファンがイベントを開いてくれることも!なによりうれしいことだとか。

ファンがイベントを開いてくれることも!なによりうれしいことだとか。

「円柱形だ!」 Yoshii9完成まで20年の道のり

ふと手元の資料を覗けば、タイムドメイン理論を実現したYoshii9の完成は、2000年とあります。つまり、「GS-1」からざっと20年かかっているということに‥‥。

由井

「音を忠実に再現するには、スピーカーの大きさには関係ない、むしろ小さく軽い方がベストだと気付いて‥‥、しかし、そこからが長かった」

つまり、この理論を誰でも購入できるような製品とするのは、並大抵のことではなかったのです。
96年10月、会社側から「この研究は将来が見えない」ということで、研究室の閉鎖が言い渡されました。企業では、お金になるかどうかわからない研究は続けられないわけです。

ところが、その日の夕方、試作機の音を聴きに来たお客さんがいました。その人物こそ、アスキーの創業者・西和彦氏。本物の「音」を耳にするなり、すごいすごいと驚嘆し、夜中まで聴いていたそうです。

由井

「西さん、じつは、この音が聴けるのは今日が最後なんですよ」

と、研究室が閉鎖されることを打ち明けた由井社長。すると、

西和彦氏

「わたしが支援します」

との神様のようなお言葉が!

時は流れ、アスキーの再編にともない、1999年に独立してタイムドメイン社を設立。困難はこれでもかというほどに続きます。試作機づくりで資金がそこをつき、社員も去っていって、もうこれで終わりか、というときに由井社長は高熱でたおれました。ところが、そのとき、

由井

「円柱形にしたらいいんや」

とひらめき翌朝、東急ハンズへGO。
プラスチックの筒で試したら、驚くほど良い音が出たのでした。円柱形こそ、共振を起こさず磁気回路や振動板を支えることができた唯一の形でした。

由井

「いままで、よく生き延びてきたなあ、という感じです」

Yoshii9ができあがるまでに、20年。2001年5月にはTIMEDOMAIN mini発売。
不屈の思いがついに物質化したのです。

最後に、こんな質問をしてみました。

中村

「どうして、あきらめずに続けてこられたのでしょうか?」

意外や、由井社長は何のためらいもなく、こう答えられたのです。

由井

「会社員時代、ずっと部下を率いる身だったのが、病気をして会社に戻ったら、一人で窓際におかれたわけです。だから、一人でできる仕事をと思ってね。そこから何度も“いよいよサジを投げるか”というときがありましたよ。でも、投げてしまったら、することがなくなりますしね」

謙虚ながら、ひとつのことを信じている人にしか言えないセリフです。

将来必ず、世界中のスピーカーが、タイムドメイン理論による製品になる時代がやってくることでしょう。
だって、マニアも、マニアでない人も、聴けば確実に違いがわかるのですから。タイムドメイン。

タイムドメイン社・訪問を終えて(中村記す)

タイムドメイン社・訪問を終えて

タイムドメイン・由井啓之社長とわたくし・ライター中村

この取材のテープ起こしをしながら、原稿を書いていたときのこと。録音テープ(もちろんひどい音質です)から、会話の向こうからYoshii9から流れる音楽が聴こえてきました(取材中もずっと流していたので)。
「そう、この音だったなあ」
と思いにふけって、しばらくのんびりしてしまいました。
由井社長、あのとき聴かせていただいた音は、しっかりと僕の中に残っています。

貧乏主婦の山下がその場で即買い!とにかく皆さん、すごいんです!

タイムドメインmini

いや、参りました。すっかり降参です。
めったに衝動買いなどしない堅実セコセコ主婦道をひた走るわたくしが、こともあろうにスピーカーなんぞをその場で即買ってしまうなどとは...。

音楽は聴かない人だったのです。ヒーリングだかなんだか一時はやりもしましたが、とにかく音楽をかけるとリラックスどころかよけいに頭が痛くなってくるのです。
音楽そのものが嫌いなのではないのですが、音楽を聴くことが苦手だったのです。
そしてその理由が、タイムドメイン社の由井社長から聞けることになるのですが、それは後述。

タイムドメイン社に取材に伺って、実際にその音を聞いたときはぶったまげました。
どこから音がしてるのかわからないのです。まさに部屋中スピーカー、それでもって自分の頭の中にまでもスピーカーが内蔵されてしまったような感じです。
想像を絶する状況下に置かれて、どっか壊れちゃったのでしょうか、笑いがこみ上げてきて止まりません。
しょっちゅう鳥肌立つし、やたら嬉しくて笑っちゃうし、しばらく取材どころではありませんでした。いやホント。

Yoshii9から流れる音楽をBGMに取材は進み、由井社長のお話に逐一感激しては鳥肌を立て、DVDの銃撃シーンのあまりにリアルな銃声におもいっきり飛び上がり...。
部屋中に広がるBGMによって、私の心の奥底の扉を完全に開けられてしまっていたのです。
明らかに、精神的にとてもピュアな状態にあったのですね、あの空間において。本当におそるべしYoshii9。 

なんとか取材を済ませた後、由井社長とお昼をご一緒させていただき、またいろいろな興味深いお話を聞かせていただきました。

- ヒーリングとかリラックスとかいいながらも、人は本当に疲れていると音楽を聴くのもわずらわしいという事実。そして、タイムドメインスピーカーを使用すると、本当に疲れている時にそのヒーリング効果を確実に体感できるということ。

Yoshii9を待合室に置かれている精神科の先生が鬱病のご夫婦にYoshii9を勧められたところ、「お二人そろって一週間で笑顔を取り戻された」と先生から由井社長に直々に報告が入ったこと。

- バリの伝統音楽であるガムラン音楽を忠実に再現できるのはタイムドメインのスピーカーをおいてないこと。ガムランは通常野外で録音されるため、Yoshii9で聴くと遠くに稲が風にそよぐ音や、カエルの鳴く声などまでもが再現されること。

- 美空ひばりはもちろんすごいが、江利チエミもさらにすごい天才だったこと。

- 逆に、結構上手だと思っていたソプラノ歌手のCDをあらためてYoshii9で聴いてみると、実はたいしたことなかったということが判明したこと。 
(タイムドメインスピーカーは、本来生で聞く音を忠実に再現できるスピーカーであり、すべての音楽が美しく聞こえる魔法のスピーカーではないのです。) 

- 本当にすごいスピーカーすぎて、他社のスピーカーの横に並べて店頭に置かれることが現状の市場の形態上まずあり得ないということ。

- また、由井社長ご自身、音響システムのパーツのひとつとして他社のスピーカーと横並びにされることを望んでいらっしゃらず、むしろ、人の心の扉を開き潜在意識の部分にまで働きかける「心のスピーカー」として位置づけておられること。

- 不自然なモノに対し人間は心を閉ざす傾向があるため、不自然な音楽は心の領域まで達することなく、人の心に大きな感動を与えられないということ。 

- そして、従来の理論によって製造されたスピーカーから聞こえる大量の不自然な音が、現代の子供たちの脳の発育の過程で作用し、人間が本来持っているべき「不自然なモノを排除しようとする本能=自己防衛のために自然に備わったチェック機能」がどんどん退化してきてしまっているということ。

またまた何度も鳥肌を立てながら美味しいおそばをいただいたのですが、そのおそば屋さんの片隅にはタイムドメインminiが置いてありました。
由井社長に教えていただかなければわからないような場所でひっそりと、しかしその小さなボディからは想像できないほどの迫力のある音で、お店中に美しいジャズを響かせていたのです。
「おそば屋さん」で流れる「ジャズ」が、まったく違和感なくむしろその場の空気と一体化して心地よく体に浸透していく、そんな感じのBGMでした。

奈良からの帰路ホームで電車を待つ間、まだまだ寒さの厳しい時期にもかかわらず、なんだか体のシンからぽかぽかしてくるのを感じました。
電車に乗り空席に座ってからは、まるで足つぼマッサージの後のようなうっとり気分。本当にいい音楽を聴くって、こんなにまでリラックス効果があるとは...。
ハッと我に返ると、しっかり乗り換え駅を通り過ぎていました。

先述の、由井社長から教えてもらった、私が音楽を聴くのが苦手だった理由、そろそろお伝えしますね。
これはですね、母性なんですと。音楽を聴くのが苦手な人は、絶対的に女性に多いんですって。
なぜなら、女性は生まれた時から母親になるという使命を受けており、男性と比べてはるかに外的ストレスに敏感に反応するのだそうです。いわゆる、子供を守るために備わった本能ですね。
つまり、従来のスピーカーから流れる音楽=不自然な音楽であるため体の中のチェック機能が働き、その不自然なモノを拒絶しようとするため、音楽を聴くことがストレスになってしまうのだそうです。

タイムドメインがやってきてからノリノリの山下長男

お風呂の後のひと踊り

音楽を聴くのが嫌いな私って、芸術的感覚が欠落してるのかしらと以前はちょっと自己嫌悪気味でしたが、今は胸を張って「防衛本能が働いてたのよ!」と言えます。 
なぜなら、衝動買いしたタイムドメインminiのおかげで、毎日すごくリラックスした気持ちで音楽(やっぱメインはガムランね。)を聴かせてもらってるからです。
うちの坊主もタイムドメインminiにしてからますますバリ舞踊の腕に磨きがかかってきました。
他はなんにも芸のない2歳前のきかん坊ですが、バリ舞踊ばかりはほんとすごい腕前ですよ。(最後はしっかり息子自慢。)

とにもかくにも、タイムドメイン万歳!いつかは私もYoshii9買います!!
(というわけで、社長、お願いだから給料上げてちょーだい!!)

企画制作部隊長 山下喜代己 拝


生演奏に近い音が出るスピーカー
タイムドメインlight/mini/Yoshii9

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