ローフード・リビングフードを楽しもう!

非加熱または低温調理で酵素を破壊しない「ローフード食事法」で体質&人生の質を大きくアップ!

美と健康をもたらす食事法として注目の「ローフード」
生きた酵素たっぷりのおいしくてヘルシーな食生活が
きれい・元気・ハッピーをお届けします

実践した人だけが実感できる、植物酵素の底ヂカラ

人気上昇中の「ローフード」ってなに?

ローフードの「ロー(RAW)」とは、「生」という意味。すなわちローフードとは、お野菜や果物などを中心とする食材をできるだけ生に近い状態でいただく食事法です。生きた(=生命力に満ちた)食材という意味で、リビングフードと呼ばれることもあります。一部には、お刺身その他、生であれば動物性食品もよしとする解釈もあるようですが、基本的にこのページでは「高温加熱してないベジタリアン食」ととらえ、安全で生命力豊かな良質の植物性食材を中心とした食スタイルを紹介していきます。

ローフードは1900年代から欧米で提唱されはじめた食事法で、特に、肥満が社会問題となって健康への関心が非常に高いアメリカでは、ローフードに関するさまざまな研究も進められています。近年は、セレブリティやファッション関係者、スポーツ選手などの間でも流行し、従来のベジタリアンやマクロビオティック実践者のなかには、ローフーディスト(=ローフードを実践する人々)に移行しはじめた人々も多いようです。

このようにアメリカが発信地となって、イギリスやドイツ、オーストラリアなどでも人気が高まり、各大都市ではローフード専門のレストランも続々オープンしています。ローフード愛好家だけではなく、一般の人にも注目されはじめ、海外では有名シェフによるローフードのレシピ本なども多数出版されているようです。

「アメリカ発信ということは、日本人の食生活には合わないのでは?」という不安もあるかもしれませんが、日本に伝わる健康食をあらためて見直してみると、お漬物や梅干し、納豆、お味噌やお醤油などはまさしく、生きた酵素がたっぷりのローフードです。

最近は日本でも、考え方がシンプルで理解しやすいことに加え、火を使わないので調理も手軽ということも手伝って、100%のローフーディストとはいかないまでも、その可能性を探る人々が少しずつ増えてきています。

ローフードってどのように調理するの?

ローフードの基本的な考え方は、野菜や果物、ナッツ類、種子、海草、低温圧搾した植物オイルなどを、生、あるいは生に近い形で摂ることです。植物の生きた栄養を取りこむにより、そのエネルギーを最大限に生かすことができるのです。

そのためには、できるだけ自然に近い状態で調理することが推奨されます。農薬や化学肥料を使わない有機野菜をできるかぎり選び、合成の添加物はもちろん加えません。何よりもっとも重要なポイントは、まったく熱を加えないか、加えたとしても46℃以下の温度に抑えるという点です。46℃以上で加熱されると、多くのビタミンやミネラル、そして消化を助ける重要な役割を担う酵素などが破壊されてしまうからです。

菜食主義者の主要タンパク源のひとつである豆腐も、原料である大豆の酵素は製造過程で破壊されているため、ローフーディストには敬遠されます。一般的に主食となる炊いたご飯(酵素玄米をのぞく)やパスタ、パンなどもNGです。アルコールに関しては、たとえばビールやワインでも非加熱製法で作られたものであれば可とされることもあるようです。

ローフードってどのように調理するの?

具体的には、お野菜いっぱいのサラダのほかに、果物とナッツミルクで作った冷たいスムージー、野菜の冷製スープ、ひまわりやかぼちゃなどの種子で作ったシードチーズや低温乾燥で作るロークラッカー、きゅうりやズッキーニなどを細長い麺状にスライスしたベジパスタなどがローフードメニューの定番です。

また、食後のデザートもしっかり楽しめるということも、ローフードの魅力のひとつ。
健康食、あるいはダイエット食というと、腹八分目は食べ過ぎ、甘いものはもちろんNG・・・など、「美容と健康には我慢がつきもの」と思われがちですが、ローフードの場合はそういった無理をする必要がまったくありません。

もちろん必要以上に食べすぎることは禁物ですが、「良質の食材を46度以下で調理」というローフードの原則にさえ沿えば、おいしいスイーツだって食べてOKなのです。果物、ドライフルーツ、生のナッツやローカカオなどを使ったロースイーツはとても自然な甘みでほんとうにおいしく、「こんなにストレスなくきれいに(健康に)なっていいの?」と、むしろつらいダイエットを続けている人たちに申しわけない気持ちすら感じてしまうかもしれません。

ちなみにローフードを効果的に続けるには、以下のような工夫が有効です。

スプラウト(植物の新芽)を活用

スプラウト(植物の新芽)を活用 種子から発芽したばかりのスプラウトは食物酵素やビタミン・ミネラルを多く含み、生命力に満ちあふれています。そのため、スプラウトはローフーディストにとって欠かせない食材であるといわれます。

発酵食品を活用

発酵食品を活用 日本の発酵食品といえば、お醤油やお味噌、納豆、お漬物などが思い浮かびますが、これら発酵食品には微生物由来の食物酵素が豊富に含まれています。小麦を発酵させて作った「リューベラック」と呼ばれるドリンクや、ドイツの有名なキャベツ料理「ザワークラウト」などもローフーディストが重宝する発酵食品です。

生のナッツや種子類は水につける

生のナッツや種子類は水につける 生のナッツや種子類には、自らがもつ酵素の活動を阻止する作用のある酵素抑制物質が含まれます。そのためこれらはひと晩水に浸し、酵素抑制物質を除去する必要があります。

タンパク質は、ナッツや種子、野菜等などから摂取できます。キャベツや、カリフラワー、そして、サツマイモ、トマトなどは、タンパク質を多く含む野菜類です。

動物性タンパク質は消化吸収の課程で内臓に大きな負担がかかりますが、植物由来のタンパク質は効率よくアミノ酸に分解されて、体内に吸収されます。それでも摂取量が気になるようであれば、海草類、花粉、クコの実(ゴジベリー)等のアミノ酸の多い食物と組み合わせるとよいでしょう。

また、弊社がおすすめするスーパーフード「「ピュアシナジー」」は、自然の恵みをバランスよく摂取することができるため、ローフーディストの皆さんにもご愛用いただいています。

ローフードのもたらす効果

食物を加熱調理すると、含まれているビタミンやミネラル、食物酵素が破壊されてしまいます。この食物酵素の働きを生かすことが、ローフードでもっとも重視される点です。

加熱された食物を食べると、限られた体内酵素を使って消化をする必要があり、このことは、疲労や老化などの原因となりえます。生のまま、あるいはそれらが破壊されない程度の熱を加えて調理をすると、生きた状態で摂取した食物自身の酵素の力で自らを消化してくれるので、私たちの体内に存在する代謝酵素や消化酵素の浪費を防ぎます。

また、食後の体にかかる「消化活動」という負荷が低減されるので、活力、免疫力、抗酸化力が高まります(果物や野菜には、アンチエイジング効果のある抗酸化物質が豊富に含まれています)。

具体的には、体内の不純物が浄化されて、肌や髪、目の輝きが増す、便秘や不眠症、むくみなどといった不調が改善されるケースも多く、健康維持やダイエット、病気の予防効果などが期待できます。

また気分も穏やかに落ち着くことが多いようです。そしてなによりも、新鮮な素材をシンプルに楽しむローフードは、合成添加物や化学調味料とは無縁の健康的な「いのちあふれる」食生活をもたらします。

ローフードとの賢いつきあい方

健康維持や体質改善その他を目的とした食事法には、ローフードに限らず様々なスタイルがありますし、インターネットからも書籍からも実に多くの情報を得ることができる時代です。

「では、一番よいのはどれですか?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、弊社からのご提案は、中川信男式「マクロヘルス&健康になるための秘訣16条」としてまとめています。これらは間違いなく健康の要となるものですのでぜひご参考いただきたいのですが、そのうえでさらに「どの食事法を実践するか」となりますと、どの食事法との相性がよいか、つまり、どの食事法によって、あなたのココロとカラダが喜ぶか、ということを目安にしていただきたいと思います。

特にマクロビオティックを実践されている場合、ローフードは体を冷やすと思われることでしょう。たとえば身土不二の原則に従い、国産の旬の果物を冷やさずに食べてみる。旬の野菜をたっぷり使ったサラダには、梅酢や生ごまをかけて陰陽のバランスをとりつつ、体の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

いずれにしても、いきなり100%を目指す必要はありません(特に、これまでお肉やお魚、乳製品をたくさん摂ってきた方は、まずはマクロビオティック的な加熱菜食に比重を移し、徐々に生食の割合を増やすほうが安心でしょう)。あまりストイックになりすぎず、まずは朝食をフルーツだけにするとか、食事の最初にサラダをたっぷりいただくとか、発酵食品を積極的に摂るようにするとか。まずはゆる~くローフードを生活の一部に取り込んでみてはいかがでしょうか?

可能な範囲で、少しでもたくさん生きた酵素を摂るように心がけるだけでもきっと、ローフードがもたらす恩恵を実際に体感することができるでしょう。

私たちがローフードを実践しています

Ryoya

ローフード料理教室TAPANAPPA主宰 米LLCAI公認アソシエイトシェフ
クシマクロビオティックアドバンスド修了  シードマイスタージュニアコース修了
ブログ:http://www.peacefulcuisine.com

食生活を送る上で僕が大事だなと思っている事は2つあります。

1つ目は、自分の身体を最優先で信じること。

世の中は情報で溢れています。インターネット、書籍、学校・教室などあなたが必要だと思った情報は探そうと思えばすぐに手に入ります。しかし、どんなに有名な先生や、ある食事法で完治が困難な病気を克服した人の言葉であっても、それはあなたの身体についての情報ではありません。その人自身の体験談か、その人が集計した統計学なのです。

あなたの身体にぴたりと当てはまる情報もあれば、全く逆の効果が出てしまう検討外れの情報もあるでしょう。
でもその情報が自分に合っているかどうかは、ご自身で体験しないことには分からないのです。

世の中に溢れている情報を信じるな、という事ではなく、情報を集めたら頭だけで真剣に考える前に、どんどん実践してご自身の身体で体験してみてください。そうして自分の現在の身体の状態に最適な食事法を独自に作り出していくのです。

1日3食しっかりと玄米ご飯にお味噌汁をたべた方が調子の良い人もいれば、1日1食、朝にグリーンジュースだけで昼と夜は食べないという食事が一番調子が良い人もいるでしょう。

『人それぞれ』なのです。

これは当たり前のことなのですが、情報に左右されると見失いやすくなります。
情報は、過信もせず、疑いすぎることもせず、自分でこれは良いんじゃないか、と思ったらすぐに実行することが大切です。

2つ目は、地球に優しい食事法を追求するということ。

自分がいかに健康になれるか?ということを基準に食事法を追求していくと、結局は本当の健康を手に入れられないのではないか、と考えています。

この食材のこの成分がこの症状に効く、とか、この食材をこの時間にこれだけ食べると身体はこうなる、とか、こういった情報は本当にたくさん溢れていると思います。それはサプリであったり、ある食事法で教えられている事であったりと、色々あると思います。

ある時気付いたのですが、その健康になる対象を、自分だけではなくて、地球に置き換えてみると、結果的には自分も最大限の健康を手に入れる事ができるのです。

例えばそこに農薬・化学肥料を使ったお野菜があるとします。世の中には、その有害成分を分解する製品も数多く出回っていますね。自分の健康だけを考えたら、安い慣行農法の野菜を買ってきて農薬を分解してあげれば安全な食べ物になるのです。

しかし、それは本当に安全な食べ物なのでしょうか?

そのお野菜が育つまでに使われる地球の大地に撒かれた農薬・化学肥料はそのまま地球を汚染し続けます。農薬化学肥料を使えば栄養価は減り、野菜の生命力にも雲泥の差が出てきます。

地球の事を考えない食事というのは、自分に影響が出てくるまでにタイムラグがあるので実感しづらく分かりづらいものです。
さらに現在は、食材を自分で育てるのではなくて、お店で買うというのが普通ですからあらゆる食材がどこでどのように育てられ、加工され、流通されているのかは見えにくいのです。

畜産業は野菜・穀物などの植物を育てるのに比べて数倍~数十倍のエネルギー・天然資源を使用するのはもうご存知かと思います。
限りあるエネルギーである火力電力を駆使した料理も生命力・栄養価が落ちてしまいます。

地球に負担をかけなければかけないほど、人間にとっても有益なものになっていくのだと思います。
自然のしくみは本当に素晴らしいですね。

この2つの事を意識して食事をしていったら、僕は自然とローフードを実践するようになっていました。

しかし、僕も常に情報を探し実践し、自分と地球に良いものをどんどん取り入れていっているので、5年後10年後という未来に僕がローフードという食事法を実践しているかどうかは分かりません。ローフードは僕にとっては、ある地点へ到達するための通過点のひとつに過ぎないのかもしれませんね。

それでも、ローフードという食事法は多くの人、そしてあらゆる生き物にとっても非常に大きな恩恵を授ける事ができる素晴らしい食事法だと信じていますので、皆さんもどんどん食生活に取り入れてみていって下さいね。簡単ですから。

松田 真呼

オーガニック菜食料理教室 ラウレアクッキングスタジオ 主宰
(同)ラウレア グリーンズ 代表
京都・菜食研究会 代表
公式HP:https://www.laulea-greens.com/
e-mail:info@laulea-greens.com

子どもが生まれて半年程たったとき、「この子は一生歩くことは難しい」といわれ、子ども病院に検査に行きました。現代医学では原因も治療法もありません、といわれたのをきっかけに、今日に至る道を歩みはじめていました。

妊娠していたとき(13年前)から始めていたマクロビオティックを皮切りに、本当にありとあらゆる良いと思われる自然療法を実践してきました。そして、できる事はすべてした、あとはもうなるようになると天にお任せで手放せたとき、現代医学では奇跡といわれた事がおこりました。子どもが立ち上がり、歩き始めたのです。しかも、私の見ていないときに・・・ですから、今は、手放す事、こだわりを捨てる事、とらわれをなくす事 、それがすべてだと思っています。

子どもとともに歩いてきたこの13年間で今、たどりついた『食』がローフードです。私はローフードを地球に優しいとともに、私たちの身体にも優しい食事法ととらえています。そして、地球に優しい暮らし方は、私たちにも優しい暮らし方、それをローライフと私は呼んでいます。

子どもを産んで、育てている中で、本当の贅沢な暮らしとは、ナチュラルでシンプルであるという事に気づいたのです。

人間は地球の一部であり、人間=地球という事も実生活を通して実感しています。

地球に存在するものはすべてお互いにつながりがあり、独立して存在しているものはありません。だからあなたのあらゆる行為が、世界のすべてに影響を与えて、世界のあらゆる事が、あなたの人生に影響を与えているーと私は思っています。

ですから、自分自身が幸せになる事が世界が幸せになる第一歩。
そのために私は、I Love Raw Food!

ローライフを選択しました。なぜならば、ローフードはヘルシーでピュアなエネルギーに溢れていて、平和的だからー。

本来の自分に気づき、本来の自分に戻れる。そして自分自身がもっともっと生きやすくなる。自分自身の心と身体の声が聴けるようになる。それがローフードの最大の恩恵だと思います。 私の場合もローライフ(人生、生き方そのもの)をすればする程自分の本当にやりたい事が見えてきて、喜びを 感じます。

今、私は、ラウレアクッキングクラス(幸せになる食事法って意味です)を主宰しています。クッキングクラスでは、自分の心と身体の声を聴けるようになることを第一の目的としています。そして、生き生きとしたエナジー溢れる、オーガニックな野菜を使わせていただいています。オーガニックに興味のなかった方が、興味を持って下さると本当に嬉しいし、消費者がこのようなお野菜達を望むと、生産者さん達もとても喜んで、愛情いっぱいかけてがんばって作って下さいます。いい循環がどんどんおこればいいナァと思っています。

また、近場の食材、日本の食材でローフード、楽しめたらいいナといつも思いながら(地産地消、身土不二)皆様にお伝えしています。ローフードは特別ではなく、当たり前の本来の食事法だと思います。そして自然農法のお野菜も・・・。ですから、手軽に、安全に手に入る食材を使うという事、それも大切にしたいのです。そして、ほんとうにいのち(生命)あふれている食べ物はエネルギー値が高いので少量でもかなり満足できる 、ということもお伝えしていきたいと思っています。

理論なき実践、実践なき理論、それは、ともに良い結果には結びつかないと思います。
いろいろな事をぜひ知って、試していただきたいです。

「本来の自分を知る」と考えたときに、最初に考えるべきは、「自分は地球に生きている」という事です。

健康に幸せに生きていくためには、「すべては繋がっている」という事を理解することが大切になると思います。

「すべては繋がっている」という事の認識、それは、まさしくローライフそのものだと思うのです。

私たちもローフードを楽しんでます♪

弊社をご利用くださるお客様は、健康に対する意識の高い方々が大半で、過去に実施させていただいたアンケートの結果からも、じつに様々な健康法を実践されているようです。
食生活に関しては、玄米菜食・マクロビオティックを基本とされるお客様の比率がかなり高いのですが、最近は、「ローフードに関する情報や、ローフード食材、調理器具などを充実させて欲しい」といったご要望がチラホラと寄せられるようになり、実際のお声をうかがうと、「マクロビオティックを実践していたけれど最近はローフードも取り入れ始めた」とおっしゃる方々もいらっしゃいます。
「これはちょっと試してみるべきだわ」ということで、弊社スタッフも、それぞれがそれぞれのペースで実践し始めました。結構まじめに取り組んでいるスタッフもいれば、普段の食事+アルファのローフードを意識するようにしているスタッフもいて、その姿勢や内容は様々なのですが、「なんだかいい感じで楽しんでます♪」という点はしっかり共通しているようです。
「ローフードって、気にはなるけどできるかな」と少し心配をお持ちのあなたにとって、スタッフのレポートが少しでも参考になればとってもうれしいです♪

山下喜代己

ローフードを意識するようになったのは、2009年5月頃から。弊社主催のかえる組セミナーで、石塚ともさんが講師を務めてくださるという話になり、事前学習のつもりで著書の「ローフード~私をキレイにした不思議な食べもの~」を手に取ったのがきっかけでした。

それまでからほぼ菜食の食生活で、朝もフルーツが中心だったので、「なんとなくできそうかな」という気がしました。そしてなによりも、ぽっちゃり体型のなかでも一番気にしていた『がっしりした二の腕』が、石塚さんの本によると『ぷにゅぷにゅ』になる(文中での正しい表現は忘れましたが)ということなのです!ダイエット目的と言うよりは、「ほんとうにぷにゅぷにゅになるんかいな」という好奇心の方が強かったように思いますね。継続しながら、体重計に乗るよりも二の腕をつまんでいることの方が多かったので(笑)。

最初の2ヶ月は、かなりストイックに実践しました。身体が軽くなって、食後も胃が軽くて、睡眠の質もよくなって、でもおなかいっぱい食べられるのでストレスもなく幸せいっぱいでした。一番の関心事だった二の腕の変化も、わずか数週間で実感することができました。そもそもの動機が好奇心だったので、それを達成したあとは元の食事に戻ってもよかったのですが、この軽快さを手放すのはあまりにもったいなすぎるということで、その後もローフード三昧で過ごすようになりました。

しかし、弊社がラオスに設立した中学校の視察に行った現地で、「これはマズイ!」と思ったのです。基本的にずっと自宅で食事ができるのであれば問題はないのですが、バリ島と日本を往復する私の場合、日本に戻るとかなりの頻度で出張に出ます。かつ、お仕事の延長でお食事に誘っていただくことも多いのです。外食であっても、菜食程度であれば先様に伝えることもできますし、そうでなくてもある程度自主的に選択していただくことは可能ですが、ローフードとなるとそうはいきません。せっかくご用意くださったお食事の席で、消化不良で真っ青になっていては話になりません。

というわけで、その後は、多少の加熱食もそれなりに消化できるように体勢は整えつつ、基本的には朝・昼・夜とローフードベースの食生活を続けています。特に寒い日本の冬に、おでんやお鍋を拒否する根性もなく、調子に乗ってたらふく食べた後は、心よりも先に身体が本気で反省してくれるので、翌日はしっかりまじめにローフードで身体を癒してあげる、みたいな感じです。
ローフードを始めてから、自分のなかで一番大きな変化だと思うのは、そういった「身体の声に耳を傾ける」習慣がすごくスムーズに身についたことです。絶対にローフードを極めるぞ!とかいう決意とか、やるからには100%を目指そう!という目標とかがなかったからかもしれませんが、無駄なエネルギーを消費することなく、こころはただ静かに、身体の変化を観察し続けているようです。100%のローフーディストの方が、あらゆる面ですばらしい変化を感じていらっしゃるのに比べると、私がこれまでに得たものは少ないかもしれませんが、自分を慈しむ気持ちが飛躍的に育っただけでも、私にとってはほんとうに十分過ぎるほどの収穫です。
これからも、今の生活のなかでも気楽に無理なく続けていける、ゆる~いローフードを楽しんでいきたいと思います。

河原佳子

「ローフード」という言葉は知っていたものの、野菜いっぱいのサラダやフレッシュジュースしか思い浮かばないので、ローのレシピ集を見てみたところ、手に入りにくい生のナッツや聞いたことのない機材を使うレシピが目白押し。しばらくは「んー、ローフードって面倒」というところに落ち着いてしまっていました。

そんな折、ナチュラル・ハイジーンの日本での第一人者である松田麻美子先生の講演会を京都で主催するという方が突然お越しになり、お話を聞くうちにすっかり意気投合してしまったのがラウレアグリーンズ代表の松田真呼さんです。真呼さんがつくったローフード料理の写真を拝見したところ、ビタミンカラーのお野菜たちが、多彩なメニューに調理され、白いシンプルなお皿にとっても素敵に盛りつけられていて、思わずわーっと声を上げるほど感動しちゃいました!

そして、さっそくラウレアグリーンズさんのクッキングスクールのトライアルコースへ。真呼さんのつくるローのお料理は、生のナッツの代わりに発芽玄米が使われていたり、ディハイドレーターで乾燥させる代わりにお日様のパワーで天日干ししたものが使われていたりと、身近なものを素敵においしく変身させる魔法を見たようでした。

「ローのお料理はホントに簡単♪しかもおいしいでしょー」とキラキラの笑顔でお話しされる真呼さんとの出会いがあったおかげで、私もやりたい!というワクワク感が芽生え、「ローフード=面倒」の固定観念がすっかり消えてしまいました。毎食完璧なローフード料理はできないけれど、手軽なグリーンスムージーやサラダは意識的に摂るようにしながら、お休みの日にはちょっと凝ったものにチャレンジする、というようにローフードを楽しんでいます。

「料理」というとなんだか構えるところがあった私ですが、ローフードは火を使わないので、子どもの頃に公園で雑草をちぎってごはんの代わりにしていたままごと遊びのような感覚が楽しくて、つくっている間も気づけばニコニコしています。プレマでもローフードの食材を取り扱うようになり、さらに新しいメニューにも挑戦できそうです♪

宮崎美里

毎日お昼は何にしようか悩んでいませんか?
時間がなかったり、疲れていたりして、手間暇かけたお料理ができなかったときに、もしかしてご自分を責めていませんか?

葉っぱをちぎって、トマトやパプリカなど好きな野菜をカットして、スプラウトをトッピング。あとは好きな果物を添えるだけ。
究極、これだけでいいんです。
サラダには、お手製のドレッシングをかけて。ちなみに、私の一番のお気に入りは、オリーブオイル、ビネガー、ソルト、ブラックペッパーのシンプルな組み合わせです。
もちろん、もっとローを楽しみたいときは、カットフルーツとサラダにとどまらずいろんなアレンジが可能です。

会社の休憩室の食器棚にある白いプレート皿を取り出して、家から持参した果物とサラダをのせて、「はい、完成!」
実に手抜きですが、まわりのスタッフからは、「わぁ~、きれいですね~」「おいしそう」と言ってもらえます。楽をしながら褒めてもらえるなんて、幸せですね。それに確かに、お皿に盛られたお野菜たちは、「見て見て♪」と言わんばかりにみずみずしくキラキラと命を輝かせています。視野からもエネルギーをもらっている気がします。

また、生の食物が持つ酵素のほとんどは、その食物自身が消化されるのに使われると言われます。加熱により酵素が失われてしまった食べ物を消化する際は、限りある体内の酵素を使わなければいけません。そのせいでしょうか、ローの食事をしていると体への負担が少ないように感じます。ついつい胃腸を酷使しがちな方にもローはおすすめです。昼食後の眠気の違い、ローをしばらく続けた後の生理痛の軽さにも驚いています。

体にいいとされるお料理はたくさんありますが、体に必要な酵素をたっぷりと含んだローもまた、そのひとつ。何もしなくても、台所に立つ時間が短くても、愛情いっぱいのお食事を家族に、自分に、食べさせてあげられるのです。肩の力を抜いて、心も体も軽く、毎日を楽しんでいます。

ちょっぴり手をかけたローフードのアレンジレシピは、定期的に発行しているらくなちゅらる通信やサイト上でもご紹介していきます♪

クリーミー・アボカド・スープ

【材料】2人分

A

アボカド(熟したやわらかいもの)
2個
浄水
1/2カップ
レモンのしぼり汁
大さじ2~3(お好みで適宜)
にんにく
1片
シーソルト(海塩)
適量

B トッピング材料

トマト
1/4個
チャービル(またはイタリアンパセリ)※
適量
黒コショウ
適量

※チャービルやイタリアンパセリは、お近くのスーパーでも手に入ります。

<作り方>
  1. Aの材料をあわせて、なめらかになるまでブレンドする。にんにく1片をおろし入れて泡だて器で混ぜる。
  2. Bをトッピングする。角切りにしたトマト、チャービルをのせ、黒コショウを適量まぶす。
    参考書では、イタリアンシーズニング(ハーブミックス)をブレンドしますが、初回ということで好みのわかれるハーブは控えめに、トッピングだけにしています。
<ひとこと>

アボカドスープは、これ一品で十分におなかを満たしてくれ、トマトの甘みと食感、さらにハーブが加わることで味にアクセントが生まれます。

●お客様へ重要なお知らせ
食料品や衛生品のまとめ買いや、催告のないテレビ放映などで、突然数千件の注文が押し寄せることもあります。弊社で販売する品の大半は、丁寧に心を込めて目と手で作られた希少性の高い作品です。そのため、「在庫あり」表示や「受注承認メール」配信後に入手不可能であることが判明する場合があります。この場合、ご用意できない品は弊社の判断にてキャンセル扱いとさせていただき、在庫が確保した品のみを可能なかぎり早くお送りしますので、ご理解をどうぞよろしくお願いいたします。