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≫羅漢果ってどんなもの?
羅漢果はウリ科の多年草でつる性の植物です。ブドウのように棚をつくって栽培し、棚の間からたわむくらいに実をつけます。約200年前、薬効を発見した中国の医師「羅漢」にちなんで付けられた説や、仏教修行者の到達できる最高の境地である『阿羅漢果(あらかんか)』に由来しているといった説もあります。
果実はほぼ球状で、直径4〜6cm。生の果実は濃い緑色でやや光沢を帯びています。これを生で食べるわけではなく、実を採取して天日に約7日間さらして乾燥した後、45〜65度の温度を保ってとろ火でゆっくりゆっくり約7日間昼夜加熱加工します。加工した実は濃い茶色でうぶ毛に覆われていて、一見キウイに似ていますが、軽くてのひらで簡単に砕く事ができます。
このような加工したものを殻ごと砕き、殻も一緒に煎じた液を飲み物や薬として使用します。生ではほとんど甘みはないのですが、加工すると甘みが出て、しかも飲み物としてとても美味しいのが特徴です。
≫羅漢果はどこで採れるの?
中国広西省の桂林周辺でしか収穫できません。不思議な事に他の土地に移植しても根付かないのです。
≫羅漢果の栽培条件は?
独自の土壌
3億年前海底だった桂林周辺は、貝殻や魚などの死骸から成り立っており、カルシウムをはじめたくさんのミネラルを含んでいます。
気候
標高400m〜1,000mの山岳地帯は、亜熱帯の気候に属し、平地より強い紫外線を受けます。羅漢果はこの強い紫外線から守るための成分(ビタミンやフラボノイド等)をつくり出すようになりました。
雨量と排水
広西省の年間降水量は2,000mm以上と大変雨が多く、この雨水を山中の数え切れないほどの細い渓流がうまく排水してくれます。
適度な日照時間と寒暖の差
昼と夜の寒暖の差が大きいため、朝夕は濃霧がでて太陽が出る時間はほとんどありませんが、日中日が差したときは集中的な強い紫外線を羅漢果が受け、たくましくなります。
≫羅漢果の栽培方法は?
厳しい自然の中で生まれ、中国の一部の人に珍重されてきた羅漢果ですが、300年以上前から人工的に栽培されています。まず、盛り土をして上に棚を作って育てます。枝の発育を抑えて育てた株を「春分の日」前後に植え替えると、大きくつるを伸ばし、夏から秋にかけて花が開き実を結ぶのです。冬には霧や雪の影響で、つるはすべて枯れてしまいますが、翌年になると根から新しい芽をだして、再び実を結びます。枯れては芽を出す事を繰り返し、10〜15年連続して収穫することができます。交配は1本の雄樹から3本の雌樹に交配します。
≫羅漢果の特徴は?
羅漢果には脂溶性のビタミンEやAをはじめ、リン、鉄、カルシウム、マグネシウム等のミネラル分が豊富に含まれていますが、それに加えて最大の特徴はその甘味成分にあります。
甘味は砂糖の300倍以上ですが、カロリーはほとんどありません。この甘味成分はトリテルペン系配糖体といって腸から吸収されずに排泄されてしまいます。体内でエネルギーになったり脂肪になったりする砂糖とは全く異なった性質です。このことは羅漢果液をこぼしてもアリがよって来ないことからも分かります。
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