マヤナッツには、現代人に不足しがちなミネラル（カルシウム、鉄、カリウム、亜鉛）が含まれています。「ナッツ」なのに、同じ地域に育つブラジルナッツなどと比べて、脂肪分が少ないのも特徴です。食物繊維だけでなく、必須アミノ酸のトリプトファンやビタミンＡ，ビタミンＢ２、Ｂ３も含んでいます。

マヤナッツピースバーやマヤナッツジョイバーは、このスーパーフードとも呼べるマヤナッツと有機栽培　あるいは　無農薬栽培されたナッツやドライフルーツ、穀物をあわせてつくった、持ち歩きやすく、食べやすいエナジーバーです。マヤナッツピースバーは、パウダー状のマヤナッツや焙煎して粉末にした”コーヒー風”のマヤナッツパウダーと、イラン産のデーツ、無農薬栽培や有機栽培されたアーモンドやカシューナッツ、ココナッツフレークなどを使い、バー状に固めています。デーツの甘味とマヤナッツのコクが絶妙なバランスで、甘さが苦手な方でも比較的食べやすく、またよくあるデーツバーのような表面のべたべたやねっとり感とは無縁の扱いやすさが特徴です。フレーバーはココナッツの香りと甘さが苦手な方でも食べやすいココナッツ、生姜の辛みが刺激的なハニージンジャー、レモンの苦みと爽やかさが後をひくソルトレモン、焙煎したマヤナッツパウダーとカカオの苦みがエネルギッシュなカカオの４種です。マヤナッツジョイバーは、玄米パフ、パウダー状のマヤナッツや焙煎して粉末にした”コーヒー風”のマヤナッツパウダーを玄米水あめやドライフルーツで固めたボリュームのあるエナジーバーです。有機栽培や無農薬栽培されたアーモンドやかぼちゃの種、ココナッツ、ひまわりの種などのナッツやシード、デーツやクランベリー、レーズンなどのドライフルーツが入っています。フレーバーは、一番シンプルでごはん代わりに食べたくもなるピュア、オレンジの香りと苦みが特徴的なオレンジ、焙煎したマヤナッツなのに不思議なほどにコーヒー風味を醸し出しているコーヒーの３種です。

作り手は、マヤナッツカンパニーさん。
代表の大田美保さんは、グアテマラでマヤナッツと出会い、近代化とともに現地のひとびとの記憶から消え去っていた「マヤナッツ」の価値を取り戻し、森を守ろうと尽力しているひとのひとりです。 紀元前２０００年、古代マヤ文明の頃からこの地域のひとびとと共にあり、トウモロコシも育たない飢饉の折には大切な食糧として重宝されていた「マヤナッツ」は、近代化とともに人々の暮らしから、そして記憶からも消えていきました。そしてトウモロコシ、豆、コーヒー、カカオ、バナナ、サトウキビなど、より「貨幣価値がある」作物の栽培に目を向けたひとびとの手で、より経済的価値が高い牧畜などに移行しようとする人たちの手で、ラモンの森を含む熱帯雨林は伐採され、燃やされています。そして開拓されてからわずか数年で、捨て去られてしまいます。またこのような開発の手を逃れたラモンの森も、牛などの家畜の放し飼いによって、新しい木の芽が育たず、立ち枯れてしまう森が増えていると云われます。そして現在、これらの森の損失は、生態系へ、果ては地球環境へ大きな影響を及ぼしています。「マヤナッツ」に経済的価値を再付与し、仕事を作り出し、果てにはメソアメリカの熱帯雨林を守ることができるはず。マヤナッツカンパニー　大田美保さんの想いは、先人の智慧を引き継ぎ未来に繋いでいきたいプレマシャンティの願いにも重なります。