プレマシャンティ®からの贈り物 精華堂霰本舗(せいかどうあられほんぽ)
自然の循環とともに

プレマシャンティ®は、繋がりのなかで生まれます。
それは人であったり、自然であったり、商品であったりします。
ご紹介頂いたご縁を辿って各地を旅するうちに、その土地だからこその出会いもあります。
その土地でしか、その時期にしか出会えない味。
皆さんにご紹介したいけれど、生ものであったり、作る量が限られていたりと、私たちがお預かりするには難しい商品も決して少なくありません。
また作り手を身近に感じて初めて、より深い味わいが生まれる商品もあります。
プレマシャンティ®の開拓チームが、各地を巡り、作り手の目を見て、言葉を交わして惚れ込んだ数々をお届けします。
米が主役のあられづくり
口に含むと感じる米の甘さと、焼きの香ばしさ。
しっかりと咀嚼し続けると、噛むほどに甘味が深まる。
お結びを頂くように食べ続けたくなるあられは、飲み込んだ後も口内はすっきりしています。
1935年(昭和10年)に創業された精華堂霰本舗(せいかどうあられほんぽ)は、米を蒸して、搗いて、乾かし、焼くという至極シンプルなあられの作り方を続けている職人集団です。1955年(昭和30年)頃から始まった高度成長期以来、食の安定的な供給をと「画一的」「効率的」「効果的」な農業や食品製造が進みました。あられの原料である米は、品種改良や化学合成された農業資材を使った農業に切り替わりました。加工食品づくりは、戦後の原料不足を補うために製法を変えた醤油などの調味料が一般的になり、「濃い味つけ」をはじめとした画一的に仕上げる近代的な工夫と切り離せなくなりました。そして素材の旨味を引き出していた味つけは力のない素材を補う役目を担い、必然として私たちは素材ではなく「味つけ」を味わうようになりました。食の時流が「大量」や「均一的」をキーワードに変化する中、もともとシンプルな食べ物だったあられづくりを背骨に、素材とその素材を活かしきる職人の技を代々引き継ぎ続けた店が、精華堂霰本舗(せいかどうあられほんぽ)です。
国産もち米を選び、蒸し、つき、乾燥させ、その日の湿度や気温を見て焼き加減を変える。
素材となる米の質や焼き加減がはっきりと舌で感じ取れる味付けにする。
あられづくりの中にある機械任せにできない行程やポイントは、職人の目や技術が発揮されます。
自然農法や有機農法がそうであるように、管理をするのではなく観察し、必要最低限に力を添え、植物や自然が持つ潜在力を信じて活かす姿勢を残したあられづくりは、表現を変えるなら伝統的。必要最低限の味つけは、日本で昔から伝統的にだし素材として使ってきたかつおや昆布からだしをひき、米や大豆と微生物の力を借り醸造したしょうゆや焼酎ともち米で醸したみりんなどを使います。強烈なうまさや派手な印象で、ひとの舌を引き付ける食べ物が溢れかえる日本で、「米を味わうもの」としてのあられを守り続けてきた精華堂霰本舗(せいかどうあられほんぽ)の作品たちは、噛めば噛むほど米の甘さを感じるのにあと味は軽く、毎日食べても飽きない米の在り方そのもののような存在です。
こどもせんべい
もち米の質と焼きがすべての超シンプルなのに、精華堂霰本舗(せいかどうあられほんぽ)のあられづくりを五感で体感できる品がこのこどもせんべいです。素材を選ぶ目、餅の搗き加減、焼き加減。国産有機もち米を通常より多めに搗いた餅を薄く切り、職人の技で焼き上げました。米の甘さと旨味に香ばしさが加わった、米を味わう素焼きせんべいです。
玄米揚げ塩
玄米の粒々感が残った玄米揚げは、国産の有機栽培の丸粒の玄米を搗いた餅を乾かしてカットした後、有機植物油でからっと揚げて、食塩だけで味付けたシンプルな揚げ菓子です。サクサクとした歯触りなのに、噛んでいるともちもち。噛んでいると玄米の歯ざわりも感じられます。揚げ菓子なのに後味はすっきり。油菓子は苦手な方でも、胃もたれしにくいのが不思議です。
深川巻
海苔の香りが最高です。あられなのに、焼きたての餅に醤油のたれをつけて、海苔で巻いたいそべ巻を食べているのでは?という錯覚にとらわれます。あられが隠れるくらい大きく切った海苔は厚みがあり、香ばしく磯のうまみがたっぷり。昆布・かつお節を煮出してひいただしと国産有機醤油でつくったたれに二度づけして、一本づつ心を込めて巻いています。
水と米を求めて
東京都内で創業した精華堂霰本舗(せいかどうあられほんぽ)は、主原料のもち米「みやこがね」と美味しい水を求めて、米どころである宮城県に工場を設立したのは1991年でした。お米の美味しさを追求して辿り着いた自然栽培米は、奇跡のりんごで知られる木村秋則さんに指導を仰ぎ、工場のある宮城県で契約農家と共に、土壌本来の力を活かした栽培に取り組んでいます。2017年に東北初の「世界農業遺産」に認定されたことで、宮城県大崎地区における地域と一体になった彼らの活動が更に注目を集め、有機栽培・自然栽培の一大拠点としてさらに成長しつつあります。小さな子供たちが裸足でどろんこになって遊び、小さな生き物たちが暮らし、ホタルが乱舞する日本の原風景。日本の多くの地域が手放してきた田園風景を、私たちの命の糧が育つ土壌を、未来へ繋ぎ続けること。自然との付き合い方を学び、敬意を払い、畏怖をもってともに暮らすという私たちの多くが手放してしまった生き方が、小さなあられひと粒ひと粒の中に根付いています。
精華堂霰本舗(せいかどうあられほんぽ)を語る切り口は、有機(オーガニック)、自然派、無添加など様々です。ですが彼らは四季豊かな日本の暮らしと繋がった日本の麹発酵や醸造、米を軸とした「日本の食文化」の延長線上にあるものです。昔からあるがままの自然と人の距離を淡々と保ち、当たり前の仕事を続けてきた彼らの米作りに、そしてそれらを素材としたあられづくり。米が美味いから上手いのだと、至極当然の当たり前がカタチになり続けたあられがここにあります。


























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